ブラジル・レアルが5カ月ぶり安値-1月貿易赤字は過去最大

ブラジル通貨レアルは3日、対ドル で5カ月ぶりの安値に下落。新興国通貨が売られる中、エコノミストが レアル相場の見通しを引き下げたことや同国の貿易赤字が過去最大に膨 らんだことが響いた。

サンパウロ市場でレアルは1.1%安の1ドル=2.4403レアルと、昨 年8月21日以来の安値。ブルームバーグが集計している新興国20通貨の 指数は0.4%下落し、2009年以来の低水準を付けた。同指数は1月に 3%下落した。中南米の主要通貨で構成するブルームバーグ・JPモル ガン中南米通貨指数はこの日1%下げ、10年ぶりの低水準に落ち込ん だ。

ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した調査に よると、レアルは年末時点で1ドル=2.47レアル(予想中央値)の水準 が見込まれている。同中銀が3日、調査結果を公表した。前週の調査で は2.45レアルと予想されていた。同国の1月の貿易赤字は40億6000万ド ルと、過去最大となった。

ARXインベスチメントスのチーフエコノミスト、ソランジェ・ス ロウル氏は電話インタビューで「新興国市場は極めて強いストレスにさ らされている」と指摘。「レアル安の流れは今後も続き、年末まで に2.50-2.60レアルとなるだろう」と予想した。

ブラジルの財政悪化が信用格付けの引き下げにつながるとの懸念に 加え、米金融当局の刺激策縮小で新興国市場の資産への需要が後退する との観測から、レアルは1月に対ドルで2.1%値下がりした。

原題:Brazilian Real Drops to Five-Month Low as Trade Deficit Widens(抜粋)

--取材協力:Matthew Malinowski、Marisa Castellani. Editors: Dennis Fitzgerald, Brendan Walsh

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