中南米通貨が下落、03年以来の低水準-米中の製造業指数低下で

3日の外国為替市場で中南米通貨が 下落し、 この地域の為替レートを追跡する指数が2003年以来の低水準 となった。中南米諸国の最大の貿易相手国である中国と米国で製造業の 関連指数が低下したことが影響した。

ニューヨーク時間午後3時(日本時間4日午前5時)現在、ブラジ ル・レアルやメキシコ・ペソなど中南米の主要6通貨で構成するブルー ムバーグ・JPモルガン中南米通貨指数は1%下落して89.39。これは 終値ベースで03年3月以来の低水準だ。コロンビア・ペソは1.5%、メ キシコ・ペソは1.3%それぞれ下げた。

米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数 は51.3となり、製造業活動が昨年5月以降で最も遅いペースでの拡大と なったことが示されたほか、中国国家統計局などが発表した1月の製造 業購買担当者指数(PMI)が半年ぶりの低水準となった。世界の経済 成長が鈍化しつつある兆しに加え、米連邦準備制度理事会(FRB)の 金融緩和縮小で投資家が新興市場から資金を引き揚げるとの懸念が強ま り、中南米の主要な輸出品目である商品が値下がりした。

ノバスコシア銀行の中南米通貨担当ストラテジスト、エドゥアル ド・スアレス氏は電話インタビューで「投資家は引き続き新興市場から 離れており、この日はそうした動きが中南米で目立った」と述べた。

3日はブルームバーグが調査する24の新興国通貨のうち15の通貨が 下落。商品24品目で構成するS&P・GSCI指数は0.5%下げた。

原題:Latin American Currencies Depreciate to Lowest Level Since 2003(抜粋)

--取材協力:Sebastian Boyd. Editors: Richard Richtmyer, Brendan Walsh

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE