2月3日の米国マーケットサマリー:1ドル100円台、株大幅安

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3527   1.3486
ドル/円            100.96   102.04
ユーロ/円          136.58   137.63


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       15,372.80     -326.05   -2.1%
S&P500種           1,741.89     -40.70    -2.3%
ナスダック総合指数    3,996.96     -106.92   -2.6%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .30%        -.03
米国債10年物     2.58%       -.07
米国債30年物     3.53%       -.07


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,259.90    +20.10   +1.62%
原油先物         (ドル/バレル)   96.66      -.83     -.85%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。ドル指数は3週間ぶり の大幅安となった。米供給管理協会(ISM)の製造業景況指数が低下 し、金融当局が資産購入プログラムの縮小を続けられるほど景気が力強 いのか懐疑的な見方が強まった。

ドルは主要通貨の大半に対して下落した。新興市場通貨の世界的な 下落で、安全な逃避先とみられる資産に資金が流れた。ユーロはこの 日、対ドルで上昇。インフレの鈍化を受け、欧州中央銀行(ECB)が 6日の政策委員会で追加緩和を検討するとの思惑が背景にある。ポーラ ンド・ズロチは上昇したが、新興市場通貨全般の指数は前週に続いて下 げた。

ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の 調査責任者、ダン・ドロー氏は電話インタビューで、「ISM指数が主 な材料だ。リスク通貨にとって良い数字ではない。そのため、対円でド ルは下げている」と指摘した。

ニューヨーク時間午後2時33分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下の1030.34。 一時は0.3%下げた。

ドルは対ユーロで0.2%安の1ユーロ=1.3517ドル。円はドルに対 して0.9%高の1ドル=101円14銭。対ユーロでは0.7%上昇の1ユーロ =136円71銭。

◎米国株式市場

米株式相場は大幅安。主要株価指数は昨年6月以降で最大の下げと なった。製造業活動を示す指数が予想以上に低下したことが嫌気され た。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前週末比2.3%安の1741.89。ダウ工業株30種平均は326.05ドル (2.1%)下げて15372.80ドル。

マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツの最高投資責任者 (CIO)、ビル・シュルツ氏は「今年に入り、誰もが経済活動の少な くとも拡大継続を予想していた。だが最近のデータはそうした見方に冷 や水を浴びせるような内容だ」と指摘。「経済活動は市場参加者が考え るほど力強くはなかった。一呼吸置いて、状況を見直しつつある」と続 けた。

◎米国債市場

米国債相場は続伸。米供給管理協会(ISM)発表の1月製造業総 合景況指数が予想を下回ったことを受けて、10年債利回りは3カ月ぶり の水準に下げた。

1月の雇用統計発表を7日に控え、景気加速観測が強まるとの見方 から朝方は軟調に推移していたが、ISM指数発表後に反発した。割安 感の目安であるタームプレミアム(期間に伴う上乗せ利回り)は、約2 カ月ぶりの割高水準を示唆。1月の米国債市場では、新興市場国通貨の 下落を受けた質への逃避で米国債利回りは下げた。

野村ホールディングスの金利戦略責任者ジョージ・ゴンキャルベス 氏(ニューヨーク在勤)は「現時点でのデータでは、成長が持続可能な のか頭打ちなのか明確ではない」と指摘。「ひどい状況ではないが、か といって良好でもない。7日の雇用統計は非常に重要だ。10年債利回り は2.5%を試す展開となろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時23分現在、10年債利回りは前週末比5ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下の2.6%。3bp上昇する場面もあった。一時 は昨年11月1日以来の低水準となる2.58%を付けた。同年債(表面利 率2.75%、2023年11月償還)価格は13/32上げて101 10/32。

30年債利回りは5bp低下の3.55%。一時は昨年7月23日以来の低 水準となる3.54%を付けた。2営業日続けて200日移動平均を割り込ん だ。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。約1週間ぶりの大幅高となった。 世界的な株式相場の下落を背景に、逃避先資産としての魅力が見直さ れ、買いが膨らんだ。株価指標のMSCIオールカントリー世界指数は 一時1.6%下げた。米ISM製造業景況指数で活動減速が示唆される と、金は上げ幅を拡大した。

貴金属関連の調査などを手掛けるキトコ(モントリオール)のシニ アアナリスト、ジム・ウィコフ氏はリポートで、「依然として不透明な 市場環境の中、安全逃避の買いによって金は押し上げられている」と指 摘。「過去2週間にリスク回避の動きが強まった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前週末比1.6%高の1オンス=1259.90ドルで終了。1月23日以来 の大幅上昇となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続落。中国と米国の製造業統計を受け て、燃料需要の減少観測が強まった。米供給管理協会(ISM)が発表 した1月の製造業総合景況指数は予想を下回った。中国国家統計局と中 国物流購買連合会が発表した1月の非製造業購買担当者指数(PMI) は、6カ月ぶりの低水準だった。

エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キ ャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「世界 経済に対する不安が続いており、価格に下押し圧力がかかっている」と 指摘。「ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は中国 のPMI統計の影響を振り切ることができたものの、米国の弱いISM 統計を無視するわけにはいかなかった」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前週末 比1.06ドル(1.09%)安の1バレル=96.43ドルで終えた。1月8日以 来で最大の値下がり。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE