S&P500種は下落、米国債は反転上昇-米中の製造業指数で

3日の金融市場では米S&P500種 株価指数が下落。新興市場の株式相場は1月に同月としては2009年以来 の大幅下落を記録した後、この日も下げた。中国と米国の製造業指数が いずれも低下したことが背景。米国債相場は朝方の下げから、上昇に転 じた。

ニューヨーク時間午前10時11分現在、S&P500種は前週末比0.7% 安。1月としては10年以来の大幅な下げとなっていた。MSCI新興市 場指数は0.8%安、日経平均株価は調整局面に入った。米10年債利回り は2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.63%。トル コ・リラは対ドルで0.3%安、英ポンドは5日続落した。米天然ガスも 下落。

米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業総合景況指数は 市場の予想以上に低下した。中国国家統計局と中国物流購買連合会が発 表した1月の製造業購買担当者指数(PMI)は生産と受注の鈍化を反 映し、半年ぶり低水準となった。中国経済減速の兆しや米量的緩和の縮 小を受けた新興市場の混乱を背景に、世界の株式相場は今年に入って時 価総額で約2兆ドル(約202兆円)を失っている。

スタンダードチャータードのチーフ投資ストラテジスト、スティー ブ・ブライス氏(シンガポール在勤)は「連鎖反応の広がりが見られ る」と指摘。「危機になることは明らかにないだろうが、短期的な弱さ は当面続きそうだ」と述べた。

原題:S&P 500 Drops as Treasuries Reverse Loss on Global Factory Data(抜粋)

--取材協力:Adam Haigh、Emma O’Brien、Paul Dobson、Claudia Carpenter、Shelley Smith、Cecile Vannucci. Editors: Jeff Sutherland, Stuart Wallace

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE