ヘッジファンド、金への強気ポジション拡大-新興市場の混乱で

ヘッジファンドは先週、金に対す る強気ポジションを昨年7月以降で最も膨らませる一方、銅の買い持ち を縮小させた。新興市場の混乱で世界経済の成長鈍化への懸念が高ま り、避難先としての金需要が増えた。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファ ンドなど大口投機家による金の先物とオプションの買い越しは1月28日 終了週に40%増加し、6万672枚となった。買いポジションは5.5%増 え、昨年9月以来の高水準。売りポジションは16%減少した。銅につい ては買い越しが62%減。売りポジションが11週間ぶりの大幅増加率とな った。

オークブルック・インベストメンツ(イリノイ州)の共同最高投責 任者(CIO)、ピーター・ジャンコブスキス氏は、「中国が銅市場を 左右している。供給が潤沢で需要が鈍いため、銅相場に上昇する理由が ないことは明らかだ」と指摘。「一方で金は多くの国での混乱を背景に 買いの対象と見られている。しかし米緩和策の縮小を前に、現在の相場 上昇が続くかどうかが今後の課題だ」と述べた。

米国で取引される商品18銘柄全体の買い越しは先週、6.5%増の78 万2818枚と、昨年10月以来の高水準となった。

原題:Hedge Funds Raise Gold Bets as Copper Bulls Retreat: Commodities(抜粋)

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