【個別銘柄】TDKやドコモに売り、ファナック高い、エプソンは急伸

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

TDK(6762):前週末比8.6%安の4285円。2014年3月期の連結 営業利益が従来予想の300億円を上回り、前期比71%増の370億円になる 見通し、と1月31日に発表した。ただ、ブルームバーグ・データによる アナリスト20人の事前予想平均は388億円。クレディ・スイス証券では 会社計画は同証予想(397億円)と市場予想をやや下回っており物足り なさが残る、と指摘した。

NTN(6472):8.2%安の412円。14年3月期の連結純損益が従来 予想の100億円の黒字から、150億円の赤字に転落する見通し、と31日発 表した。欧州子会社の欧州連合(EU)競争法違反調査に絡み、独禁法 関連損失引当金繰入額270億円を特別損失に計上したことが響く。前期 実績は142億円の赤字。

NTTドコモ(9437):3.5%安の1605円。4-12月期の連結営業 利益は前年同期比1.9%減の6887億円だった、と31日発表した。14年3 月期通期の営業益計画は前期比0.3%増の8400億円を据え置いた。野村 証券の増野大作アナリストは、携帯サービス収入の大幅減が続いてお り、費用削減だけで来期に8400億円を維持できるかは不透明になりつつ ある、と指摘。同証券では、目標株価を1640円から1580円に引き下げ た。投資判断は「中立」を継続。

トヨタ紡織(3116):7.1%安の1097円。14年3月期の連結営業利 益は従来予想の300億円を下回り、前期比11%増の280億円になる見通 し、と3日午後2時に発表した。生産準備費用の増加が響く。ブルーム バーグ・データによると、アナリスト10人の通期営業益予想の平均 は344億円だった。

ジェイテクト(6473):3.8%高の1602円。14年3月期の連結営業 利益見通しを従来の490億円から、前期比96%増の570億円に上方修正す る、と3日午後1時20分に発表した。円安や堅調な自動車部品の売り上 げなどを反映させた。ブルームバーグ・データによると、アナリスト8 人の事前の営業益予想の平均は552億円。

アコム(8572):5.5%安の290円。4-12月の連結営業利益は470 億円と、14年3月期計画の457億円をすでに上回った。ただ、野村証券 では、期初計画で想定していない利息返還損失引当金繰入額が今期に発 生する可能性を考慮すれば、強気材料に乏しいと指摘。PBRなどのバ リュエーションから見た株価は割高とし、投資判断は「ウエート下 げ」、目標株価は250円を継続した。

ナブテスコ(6268):5.1%高の2402円。13年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比25%増の128億円だった、と前週末に発表。国内外 で補修部品需要が伸びた鉄道車両用機器の増収、トラック需要堅調の商 用車用機器の売り上げ拡大などが寄与した。前期比23%増の185億円と する14年3月通期計画は据え置き。

ゼンリン(9474):3%安の934円。14年3月期の連結営業利益見 通しを52億円から前期比52%減の27億円に下方修正する、と前週末に発 表。カーナビゲーションの低価格モデルシフトなどの影響でカーナビ用 データの販売が国内外で減少、地図データベース関連事業での先行費用 負担なども響く。

オークマ(6103):1.5%安の987円。4-12月期の連結営業利益は 前年同期比33%減の46億円だった、と31日に発表した。14年3月期通期 の営業利益見通しは前期比17%減の90億円で据え置き、ブルームバー グ・データによるアナリスト11人の事前の同予想平均93億円を下回る。

トプコン(7732):3.6%安の1381円。4-12月期の連結営業利益 は前年同期比3.4倍の57億円だった、と31日発表。14年3月期予想は前 期比2.2倍の115億円で据え置き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券 の小宮知希アナリストは、第3四半期決算は同証予想通りでサプライズ なく、今期の会社計画未達懸念が高まった印象、と指摘した。同証によ る今期営業利益予想は105億円。第4四半期は第3四半期までと同様の 円安効果は期待しにくい、などと同氏は述べた。

ファナック(6954):3.3%高の1万7315円。31日に発表した4 -12月期決算によると同期受注高は3412億円だった。このうちの10-12 月期受注高について三菱UFJモルガン・スタンレー証券の石塚大シニ アアナリストは、1256億円と同証事前予想1100億円を上回りポジティ ブ、と指摘。来期大幅増益に向け好発進、と石塚氏は評価した。

HOYA(7741):2.4%高の2911円。野村証券が31日付で、目標 株価を2343円から2918円に引き上げた。投資判断は「中立」を継続。メ モリディスクや眼内レンズなどこれまで苦戦していた事業が相次いで最 悪期を脱し、他の事業も増収基調と指摘し、同証による14年3月期税引 き前利益予想を650億円から790億円(会社計画760億円)、来期を680億 円から740億円にそれぞれ増額した。

リコー(7752):6.3%高の1160円。14年3月期の連結営業利益は 従来予想の1400億円を下回り、前期比89%増の1200億円になる見通し、 と31日発表した。会社側が示した通期利益予想の下方修正について、 JPモルガン証券では悪材料はほぼ出尽くしたと指摘、投資判断「オー バーウエート」、目標株価1400円を継続。

住友重機械工業(6302):4.4%高の501円。10-12月期の連結営業 利益を85億円と見ていたSMBC日興証券の大内卓シニアアナリストら は、会社側発表の同期営業利益が103億円と同証予想を上回り、受注回 復と採算性の改善がみえて印象はポジティブ、と31日付リポートで指摘 した。同証が予想する今期営業利益は335億円と、会社計画の300億円を 上回ると試算した。

セイコーエプソン(6724):13%高の3055円。14年3月期の連結営 業利益見通しを従来の580億円から、前期比3.7倍の790億円に増額す る、と31日発表した。アナリスト11人の事前予想平均は676億円だっ た。JPモルガン証券の森山久史アナリストは、インクジェットのビッ グタンクプリンターがローエンドモノクロレーザーのシェアを取り始め たことなどが説明会で印象的だったと指摘。好循環モードに入った、と 同氏は述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE