米大統領に圧力,キーストーン計画の環境への影響限定的の報告

米国務省は1月31日に公表したトラ ンスカナダによる54億ドル(約5520億円)規模のパイプライン「キース トーンXL」の建設をめぐる環境報告書で、同計画による二酸化炭素 (CO2)排出への影響は限定的であるとの見解を示した。

オバマ米大統領は、次の段階である米国の国益にかなうかどうかの 決定に向けた検討に入るが、決定を急いではいない。ただ、今回の報告 書を受け、大統領が同計画に反対する根拠は薄れている。

同パイプラインはカナダ西部のオイルサンドとテキサス州のメキシ コ湾岸にある製油所を結ぶ予定。米政界のパイプライン支持派は雇用を 創出し成長の原動力になると考えているものの、反対派は重大な環境問 題につながるとみている。

国務省の報告書は、大統領が7カ月前に示した同計画の環境をめぐ る懸念を緩和する内容となっており、ホワイトハウスに計画承認を求め る圧力が高まっている。

複数の政府機関が今後、国益をめぐる他の問題について検討する が、与党民主党が上院の過半数維持に向け戦う11月の中間選挙が、それ 以前に下される大統領の決定に影響する可能性もある。

原題:Obama’s Keystone Options Shrink as State Mutes Emissions Impact(抜粋)

--取材協力:Mark Drajem、Jim Snyder、Kathleen Hunter、Jonathan Allen. Editors: Don Frederick, Robin Meszoly

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