印自動車ショー今週開幕-地元メーカーは新型車で需要喚起へ

インド経済が10年ぶりの低成長に近 づく中、同国自動車メーカーは12年ぶりの販売減少に見舞われそうだ。

業界大手のマルチ・スズキ・インディアやカール・スリム社長が急 死したタタ・モーターズは、今週開幕するニューデリー自動車ショーで 最新モデルを発表し、需要回復の転機にしたいと期待するが、容易では なさそうだ。アジア3位の自動車市場であるインドでは域内最高のイン フレ率が経済を阻害し、市場規模が縮小している。5月の総選挙を前に 政治論争がエスカレートし、政府の支援は見当たらない。

エマージング・マーケッツ・オートモーティブ・アドバイザーズの ディレクター、ディーペッシュ・ラトール氏は、「状況好転には自動車 ショーで発表する新しいモデルやコンセプトで人々を興奮させるしかな い。それだけに自動車ショーは極めて重要だ」と指摘。「スリム社長死 去のタイミングが悪く、悲しみの影を落とすだろう」との見方を示し た。

インドの消費者は景気低迷を受け、燃費の悪い車種の購入を避けて 小型車に回帰している。昨年4-12月期のインド乗用車販売180万台の うちハッチバックは55%を占めた。このため今週の自動車ショーでは、 小型車とスポーツ型多目的車(SUV)のコンパクト車に重点が置かれ る見込み。

タタはハッチバック「F4」(開発コード名)とコンパクトセダン 「F5」を、マルチ・スズキはハッチバック「セレリオ」を発表する。 外国メーカーではフォード・モーターが新型ハッチバックのコンセプト カーを、日産自動車の低価格ブランド「ダットサン」はマルチ・スズキ の「アルト」に対抗するハッチバック試作車を披露する予定。

原題:Struggling India Carmakers Look to Auto Show for Slump Reversal(抜粋)

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