米国株:反落、月間ベースも安い-アマゾンなどが下げる

31日の米国株は反落。S&P500種 株価指数は1月としては2010年以来で最悪のパフォーマンスとなった。 アマゾン・ドット・コムなどの企業決算が投資家の失望を誘ったほか、 新興市場で混乱が続いていることが嫌気された。

世界最大のオンライン小売業者アマゾンは11%下落。昨年10-12月 (第4四半期)の売上高と利益はアナリスト予想を下回った。オンライ ン検索大手グーグルは上昇。テクノロジー株の上げをけん引した。第4 四半期の売上高は市場予想を上回った。年末商戦期間の広告支出の拡大 が寄与した。

S&P500種株価指数は前日比0.7%安の1782.59で終了。ダウ工業 株30種平均は149.76ドル(0.9%)下落して15698.85ドルと、ほぼ3カ 月ぶりの安値で終えた。

USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)のチーフ株 式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「この先時間の経過ととも にボラティリティーが高まり、投資リターンが抑えられると予想され る」と述べ、「相場を意味ある上昇に導くには企業利益によるけん引が 必要であり、そのためには景気の改善が必要だ。来週はその点で見通し やすくなるだろう」と続けた。

月間ベースのS&P500種

月間ベースのS&P500種は3.6%安と、昨年8月以来で初の下落。 中国の景気減速の兆候を背景に新興市場通貨が下げ、米国株に影響し た。

昨年12月の米個人消費は所得が横ばいだったにもかかわらず、予想 以上の伸びを示した。米商務省によると、12月の個人消費支出 (PCE)は前月比0.4%増加。前月は0.6%の増加だった。貯蓄率は約 1年ぶりの低水準となった。

1月の米トムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数 (確定値)は81.2と、前月の82.5から低下した。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめたエコノミスト予想の中央値は81だった。速報値は80.4。 前回のリセッション(景気後退)が開始した2007年12月までの5年間 で、同指数の平均値は89。リセッションが2009年6月に終了するまでの 1年半の平均値は64.2だった。

エイムド・キャピタルのファンドマネジャー、ダニエル・ウェスト ン氏(ミュンヘン在勤)は電話で、「今の段階では非常に弱気で、守り の姿勢だ」と述べ、「アマゾンは大きな懸念事項だ。企業利益が消費者 を映し出しているからだ。経済成長やインフレが低下し、下向きのトレ ンドを続けるのではないかと心配だ」と続けた。

ボラティリティ指数

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日6.5%上昇して18.41だった。VIXは年初から34%上 昇している。

今シーズンに四半期決算を発表したS&P500種採用企業のうち、 利益がアナリスト予想を上回ったのは約79%だった。ブルームバーグが まとめたアナリスト予想では、S&P500種企業の利益は2013年第4四 半期に8.3%増、売上高は2.6%増となっている。

S&P500種産業別10指数のうち7指数が下げた。特にエネルギー と消費者サービス、金融が売られた。一方、公益事業株は0.8%高と最 も上昇した。

アマゾンは11%安。発表資料によると、純利益は1株当たり51セン ト。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は1株当たり69セ ントだった。海外での売り上げが鈍化したほか、年末商戦期間に配送コ ストが急増したことが響いた。売上高は20%増の256億ドル。アナリス ト予想平均の261億ドルに届かなかった。

米決済ネットワーク2位のマスターカードは5.1%安。10-12月期 決算は利益がアナリスト予想を下回った。費用の増加が響いた。

グーグルは4%高の1180.97ドルと、最高値で終えた。10-12月期 売上高は提携サイトへの支払い分を除いたベースで11%増の136億ド ル。アナリスト予想平均の134億ドルを上回った。

原題:U.S. Stocks Extend January Slide as Amazon, Mattel Lead Declines(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang. Editors: Michael P. Regan, Jeremy Herron

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