欧州債(31日):総じて上昇、インフレ率低下で利下げ観測浮上

31日の欧州債市場ではユーロ圏各国 の国債が総じて上昇。ドイツ30年債利回りは昨年8月以来の低水準とな った。1月の域内インフレ率が低下し、欧州中央銀行(ECB)が景気 てこ入れで追加措置を講じるとの観測が浮上した。

スペインとイタリアの2年債利回りはともに過去最低を記録。この 日発表された1月のユーロ圏インフレ率は0.7%に低下し、アナリスト 予想の0.9%を下回った。ドイツ2年債利回りは約3カ月ぶり低水準ま で低下。ECBは2月6日の会合で金融政策を決定する。ドイツ銀行と ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は見通 しを変更し、来週早々にも利下げがあるとみている。

INGグループ(アムステルダム)で先進国市場の債券戦略責任者 を務めるパドライク・ガービー氏は電話インタビューで、「ECBは低 インフレを警告していたが、ここまで低下するという想定はなかったと 強く確信する」とし、 「ECBに超ハト派的な政策維持を迫る圧力を 加えるものだ。これは中核国の国債に強気となる材料だ」と語った。

ロンドン時間午後4時14分現在、ドイツ30年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.48%。一時は昨年8 月12日以来の低水準である2.47%まで下げた。同国債(表面利 率2.5%、2044年7月償還)価格は1.015上げ100.43。週間ベースでは昨 年4月以降で最長となる4週続伸となった。

ドイツ2年債利回りは一時3bp低下の0.062%と、昨年11月7日 以降の最低を付けた。

スペイン2年債利回りは6bp下げ0.947%。イタリア2年債利回 りは一時8bp下げ0.921%と、いずれも過去最低を記録した。

英国債市場では10年債利回りが12週間ぶりの低水準を付けた。新興 市場を襲った売り浴びせで、安全資産を求める動きが強まった。イング ランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が低金利政策を継続する方針 を今週示したことも手掛かり。

ロンドン時間午後4時24分現在、英10年債利回りは4bp低下 し2.71%。昨年11月8日以来の低水準となる2.69%まで下げる場面もあ った。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格は0.37上 げ96.165。

原題:European Bonds Rally as Slowing Inflation Stokes ECB Rate Bets(抜粋) U.K. Bond Yield Slides to 12-Week Low on Rate Pledge, Safety Bid (抜粋)

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