ユーロ圏:1月インフレ率0.7%に低下-ECB目安の半分未満

ユーロ圏の1月のインフレ率は予想 外の低下となり、欧州中央銀行(ECB)が目安とする2%弱の水準の 半分未満にとどまった。ECBが来週の政策決定会合で政策金利を引き 下げる可能性が意識される。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した1月の ユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.7%上昇。昨年12月 のインフレ率は0.8%だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエ コノミスト41人の調査中央値では0.9%への上昇が見込まれていた。イ ンフレ率は4カ月連続で1%未満にとどまっている。

ドイツ2年債利回りは前日、昨年11月以来の低水準まで下げた。同 国のインフレ率がエコノミスト予想を下回り、域内の物価上昇圧力が弱 い兆候が強まったためだ。ECBのドラギ総裁は昨年11月、インフレ率 が0.7%に低下したことを受け、予想に反して政策金利を過去最低 の0.25%に引き下げた。

BNPパリバのエコノミスト、コリン・バーミンガム氏(ロンドン 在勤)は「ユーロ圏の成長見通しは改善している一方、信用縮小の継続 で明白になっている銀行セクターでの問題は続いており、成長とインフ レ双方への重しとなり続ける」と述べ、「これがECBに行動を再び迫 る圧力となるだろう」と続けた。

発表によると、エネルギー価格は1.2%低下。12月は横ばいだっ た。1月のコアインフレ率は0.8%と、前月の0.7%から上昇した。

ユーロスタットが同日発表した2013年12月の域内失業率は12%。10 と11月もこの水準に改定された。9月は12.1%だった。

ECBによると、今年のユーロ圏経済成長率は1.1%、来年は1.5% が見込まれる。当局者らは低インフレが数カ月続いても、必ずしも金融 政策で追加的な措置を講じる引き金にはならないと示唆している。

原題:Euro-Area January Inflation Slows to 0.7% as Energy Prices Drop(抜粋) Eurozone January Flash Consumer Prices: Summary (Table)(抜粋) Eurozone December Unemployment Rates: Summary (Table)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg. Editors: Jana Randow, Jones Hayden

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