きょうの国内市況(1月31日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日本株反落、根強い新興国懸念と週末持ち高調整-海運や証券

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は続落。新興国情勢への警戒感が強い中、週末・月末 要因も重なり、リスク回避、持ち高整理の売りに押され、午後の取引で 崩れた。海運や証券、不動産など景気敏感業種を中心に安い。

TOPIXの終値は前日比3.45ポイント(0.3%)安の1220.64、日 経平均株価は92円53銭(0.6%)安の1万4914円53銭。

しんきんアセットマネジメント投信運用部の藤本洋主任ファンドマ ネジャーは、「投資家の弱気心理を招いている大本は、最大の新興国で ある中国だ」と指摘。中国の景況感悪化が気掛かりなほか、「シャドー バンキング問題が蒸し返される懸念もある」と言う。その他のエマージ ング諸国については、米金融緩和の縮小に伴う「資金の引き揚げで通貨 安が続けば、インフレで経済に打撃を与えてしまう」と警戒する。

東証1部33業種は海運、その他金融、証券・商品先物取引、倉庫・ 運輸、非鉄金属、不動産、鉱業、ガラス・土石製品、ゴム製品など27業 種が下落した。半面、空運、食料品、電気・ガス、医薬品、サービスな ど6業種は高い。東証1部の売買高は30億8084万株、売買代金は2 兆8427億円。値上がり銘柄数は694、値下がりは948。

●長・超長期債に売り圧力、米債安や高値警戒感-株安・円高で先物高

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券市場では長期債や超長期債に売り圧力が強まった。前日の米国 債の下落や国内債に対する高値警戒感から売りが先行した。午後から は、日本株が下落基調を強め、円相場が上昇したことから、値を戻す展 開となった。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物332回債利回りは午 後から0.5ベーシスポイント(bp)高い0.625%で始まった後、横ばい の0.62%との間を上下している。東京先物市場の中心限月3月物は午後 の取引前半まで安く推移していたが、株安や円高を受けて、終盤には一 時6銭高の144円78銭を付け、結局は2銭高の144円74銭で引けた。

JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は 「前日の米国株堅調や長期金利の上昇を受けて、午前は日本株も強かっ たので、債券には戻り売りが出た。しかし午後に入って、日本株が下落 してきたので、買い戻しが入った。外国人勢による、株先物を売って、 債券先物を買う動きがみられて、値を戻し、横ばい圏」と説明した。ま た「新興国の動揺が続けば、金利低下要因になる」とも語った。

日銀はこの日、今月10回目となる長期国債買い入れオペを実施。買 い入れ総額は9000億円だった。投資家の売り圧力を見極める上で注目さ れている応札倍率は、対象となる残存期間3本のうち、「3年超5年以 下」を除く「1年超3年以下」と「5年超10年以下」が前回を上回っ た。

●円が反発、日本株下落でリスク回避の円買い優勢-新興国不安残る

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場では円が反発。新興国の通貨不安がくすぶる中、 日本株が下げに転じたことから、リスク回避に伴う円買いが優勢となっ た。

ドル・円相場は一時、1ドル=102円33銭まで円買いが進行。前日 に新興国通貨が反発したことや米景気の堅調さが確認されたことを受 け、朝方はドル買い・円売りが優勢となり、一時102円94銭と2営業日 ぶりのドル高値を付ける場面が見られていた。

外為どっとコム総合研究所の石川久美子研究員は、円の上昇につい て、「完全に株がきっかけだった」と指摘。「米国のGDP(国内総生 産)が堅調な内容だったため、海外ではドルが買われたが、新興国の話 は何も解決していない」と話した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE