タイ、総選挙でも混乱沈静化は困難-野党はボイコットの方針

タイでは来月2日に2006年の軍事ク ーデター以降で3回目となる総選挙が実施される予定だが、反政府デモ を鎮めることは難しいだろう。最大野党は投票をボイコットする方針を 明らかにしており、暫定政府の設置を求めている。

今月26日に行われた不在者投票を妨害した暴力行為の再発を防ぐた め、インラック首相は非常事態を宣言した首都バンコクだけで警官1万 人を配備する。ただ、たとえ問題なく投票が行われたとしても、反政府 派の妨害で候補者が登録できなかった多くの選挙区で補欠選挙が実施さ れるまで誰も勝利宣言ができず、政権を発足させることもできない。

野党民主党元幹部のステープ元副首相は、暫定的な評議会を設置 し、インラック首相一族の政治的影響力が排除されるまで総選挙を延期 すべきだとする「声なき大衆」を代弁するとしている。インラック首相 はこれに対し、そうした評議会は非民主的で、11年の総選挙で同首相に 投票した約1600万人の民意とかけ離れていると述べた。

弁護士で独立系アナリストのベラパット・パリヤワン氏は、総選挙 の投票率が高ければデモ隊に抗議活動の中止を促す「大きな圧力にな る」と指摘。高い投票率は「タイ国民が依然として選挙によって選ばれ た議会を望んでいることを示す」と語った。

原題:Thai Election Set to Fail in Resolving Strife as Boycott Looms(抜粋)

--取材協力:Haslinda Amin、Richard Jones. Editors: Rosalind Mathieson, Tony Jordan

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