JT大幅高、値上げ好感-主力商品へは増税分以上との声も

日本たばこ産業(JT)が大幅 高。30日に消費増税に伴う4月からの値上げの詳細を発表し、メビウス など主力商品の値上げ幅が増税分を上回ることが好感されている。

株価は一時、前日比6.7%高の3228円まで上昇。日中上昇率は、昨 年3月13日以来の大きさとなった。

JTは消費増税に伴い4月からのたばこの小売定価改定の認可申請 を財務大臣に行ったと発表した。資料によると、計107銘柄に対し、値 上げ幅は1箱あたり10円から20円。「セブンスター」や「ピース」 は440円から460円に、国内市場で約3割のシェアを占める「メビウス」 は410円から430円になる。

SMBC日興証券の沖平吉康アナリストは「メビウスなど主力商品 の値上げ幅が増税幅を上回る。これが市場でポジティブに受け止められ た」と電話インタビューで述べた。

ゴールドマン・サックス証券の山口慶子アナリストは30日付のリポ ートで、メビウスの値上げ幅が事前報道の10円でなく20円だったことが 「サプライズ」だったと指摘。「シェアよりも収益を優先する会社の強 い意志を示すもの」と評価した。

宮崎秀樹副社長は30日の会見で、1円単位でなく10円単位での値上 げとしたことについて、自動販売機の対応を考慮したと述べた。資料に よると、一部商品の値段は据え置かれるが「事業全体での加重平均の小 売定価に対して転嫁した」としている。

同日発表した決算では、2014年3月期の連結純利益を円安の影響な どで従来予想の4150億円から4230億円に上方修正。ただ、ブルームバー グがまとめたアナリスト19人の事前予想平均4312億円を下回った。

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