来週のNY原油:55%が下落を予想-新興国経済の減速懸念で

来週のニューヨーク原油先物相場は 下落するとの見方が優勢だ。新興国経済の減速で燃料需要が抑制される との懸念が強まっている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト31人を対象に実施した調査 では、17人(55%)が来週の原油先物相場が下落すると予測。上昇を予 想したのは8人(26%)。6人が横ばいを予測した。前回は47%が下落 を予想した。

米株式相場は29日、2カ月ぶりの安値を付けた。中央銀行が量的緩 和の規模を縮小し中国経済が鈍化する中で、新興国市場の株価指数をベ ンチマークに運用する上場投資信託(ETF)から急速に資金が引き揚 げられている。ブルームバーグの集計したデータによると、新興市場 ETFから1月に70億ドル(約7200億円)以上が流出した。これらの ETFの導入以来最大規模。

コンフルエンス・インベストメント・マネジメント(セントルイ ス)の市場担当チーフストラテジスト、ビル・オグレイディ氏は「新興 国経済が大丈夫かどうかをめぐって原油と株式市場は振り回されてい る。混乱が終わったとは思えない。新興国経済はFRB(米連邦準備制 度理事会)の量的緩和と中国の経済成長に依存しているが、どちらも当 てにすることはできない」と述べた。

2004年4月の調査開始以降、相場の方向性を正しく予測した確率 は51%となっている。ブルームバーグは翌週の原油価格について、石油 アナリストとトレーダーに見通しを尋ねる調査を毎週木曜日に実施して いる。

原題:WTI Crude Falls in Survey on Concern Emerging Economies to Slow(抜粋)

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