HSBC株が一時10%近く上昇、「ファットフィンガー」誤発注か

30日のロンドン市場で英銀HSBC ホールディングスと酒造最大手のディアジオの株価が乱高下し、欧州株 の指標であるストックス欧州600指数にも影響が出た。

HSBC株は現地時間午前11時20分ごろに9.9%上昇し688ペンスと なった後、数分後には629ペンスと急伸前の水準に戻った。上げている 間にストックス欧州600指数も約0.5ポイント下げ幅を縮めた。その2時 間ほど前にはディアジオ株が11%安の1691ペンスとなり、その後の数分 で回復した。

IGのロンドン在勤マーケットアナリスト、アラステア・マケイグ 氏は「株価修正のスピードを見ると、ファットフィンガー(誤発注)の 取引だったことはほぼ明らかだ。これに絡んでコストが発生するだろ う。誰かがひどく困った立場に置かれていることだろう」と話した。

米国でも昨年こうした異常な取引があり、コンピューターの多用が 取引所での売買を不安定にさせているとの見方の根拠になった。ナスダ ックOMXグループは同年11月、技術的なエラーのために通常の約5時 間前にオプション取引を停止、10月にはインターナショナル・セキュリ ティーズ取引所での不具合もあった。

ロンドン証券取引所の広報担当者とHSBCの広報担当、ドナル・ マッカーシー氏はコメントを控えた。ディアジオの広報、カミル・ドー 氏からもこれまでのところコメントが得られていない。

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