新日鉄住金:今期純利益を2200億円に上方修正、有価証券売却益

新日鉄住金は30日、2014年3月期の 連結純利益見通しを従来予想の2000億円から2200億円に上方修正した。 投資有価証券売却益の計上が寄与する。

通期の経常利益見通しは3400億円を据え置いた。今月、名古屋製鉄 所(愛知県東海市)で起きた停電トラブルに関しては、出荷の遅れや修 繕費などで100億円弱の一過性損失を織り込んだ。

同日会見した太田克彦副社長は「鋼材の需要は堅調」として「当社 における経済的な粗鋼生産量はほぼフルキャパシティ」の状態にあると 指摘。今期の連結粗鋼生産量は4830万トン程度と前期を227万トン程度 上回る見通しだ。計画しているコスト削減についても「着実に1300億円 を実行する」と述べた。

未定としていた期末配当は1株当たり3円と前期に比べて2円増配 とする。年間配当は同5円と4円増配となる。

同時に発表した4-12月期の経常利益は2823億円、純利益は1928億 円だった。投資有価証券売却益は446億円を計上した。前年同期の旧新 日本製鉄と旧住友金属工業の業績の単純合算と比べると経常利益は6.6 倍、純損益は2857億円の赤字から大幅に改善した。復興需要や設備投資 の増加を受けて国内鉄鋼需要が堅調だったことに加えて、統合効果を含 めたコスト削減が寄与した。

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