米カリフォルニア州、干ばつによる農業用水の不足深刻

米カリフォルニア州の農業地帯の中 心部にあるマーセド川とサンホアキン川の合流地点付近で、ボブ・ケリ ー氏(60)は、記録的な乾燥天候により水供給が急減し自営する畜産業 が脅かされている現実を目の当たりにしていた。一家は1910年から畜産 業を営んでいる。

ケリー氏は電話インタビューで、6500頭以上の牛に与えるために栽 培しているトウモロコシとアルファルファの農地1133ヘクタールに供給 する水が最大約67%減少する可能性があると述べた。作付けを減らすと ともに、飼料穀物の購入費用を節約するため家畜の一部を売却する予定 だという。

「今年だけではなく、来年いっぱい影響が出るだろう。非常に困難 な時期に入ると予想しているが、私の状況は知り合いの中ではまだまし かもしれない」とケリー氏は語る。

米最大の農業州であるカリフォルニア州では、干ばつの影響により 牛乳や牛肉、ワインのほか、アボカドやイチゴ、アーモンドなどの果物 や野菜の生産に必要な水の供給が減少している。約300の事業者が加盟 する業界団体のカリフォルニア州農業用水連盟の推計によると、農業の ほか、トラック輸送や処理など関連する事業で今年の収入が計50億ドル (約5100億円)落ち込む可能性がある。

原題:California Farms Going Thirsty as Drought Burns $5 Billion Hole(抜粋)

--取材協力:Michael B. Marois、Jeff Wilson. Editors: Steve Stroth, Millie Munshi

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