武田「アクト」ス訴訟:書類破棄に関する陳述、原告側に認める

武田薬品工業の糖尿病治療薬「アク トス」をめぐり米国の男性が起こした訴訟で、同社が関連書類を意図的 に破棄したとする原告側の主張について、米連邦地裁の判事は、男性の 弁護士が陪審の前で弁論を行うことを認めた。アクトスが原因でぼうこ うがんを発症したとされる問題で米連邦裁判所の裁判が行われるのは初 めて。

米ルイジアナ州ラフィエット連邦地裁のレベッカ・ドハーティ判事 によると、武田の関係者は、アクトスの開発とマーケティング、販売に 関わった現職および元従業員46人がまとめたファイルが見つからないこ とを認めた。同判事によると、幹部がアクトス関連資料を保持するよう 従業員に指示したにもかわらず、一部のファイルは同社のコンピュータ ーから削除されたという。

ドハーティ判事は1月27日付の文書で、ファイルの削除・破棄は憂 慮すべきことだと述べ、原告のテレンス・アレンさんの弁護士が来月行 われる審理で書類破棄について陪審の前で陳述することを認めた。アレ ンさんの弁護士、マーク・ラニエ氏は判事の判断についてコメントを控 えた。

武田の米子会社のケネス・グライスマン法律顧問は電子メールで、 「この問題について当社は裁判で対処し発言するが、現時点ではそれ以 外の場で発言するのは不適切だと考えている」とコメントした。

原題:Takeda Jury Can Hear Claims Over Destroyed Actos Files (1) (抜粋)

--取材協力:Kanoko Matsuyama. Editors: Andrew Dunn, Michael Hytha

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE