個別銘柄:不動産が下落率首位、任天堂安い、JR東海高い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

不動産株:三菱地所(8802)が前日比4%安の2585円、住友不動産 (8830)が4.2%安など。不動産業は東証1部業種別下落率1位。みず ほ証券では菱地所、住友不、野村不動産ホールディングス(3231)の投 資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。株価上昇と目標株価の見 直しにより、株価の割安感が薄れたことが理由としている。

任天堂(7974):4.3%安の1万2325円。取引開始直後はきのうの 自社株買いの発表を受け、一時7.5%高となる場面もあった。ゴールド マン・サックス証券では、2013年10-12月営業利益は同証券の想定以下 だったと指摘。復活への道筋なくして自社株買いは評価しにくいとし、 投資判断「売り」を継続した。30日午前に行われた経営説明会で岩田聡 社長は、スマートデバイス向けアプリについて短期的に収益を目指して いないことなどを明らかにした。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):5.3%安の4823円。13 年10-12月純利益は、前年同期比9.3%減の1990億円となった。前年同 期に利益を押し上げていた国債関連収益の減少が響いた。メリルリンチ 日本証券では、10-12月の国内預貸利ざやは想定以上の前年同期比14ベ ーシスポイント(bp)下落など、課題を残したと分析。来期初までカ タリスト(触媒)不足が続くとした。投資判断は「買い」を継続。

京セラ(6971):4.4%安の4677円。14年3月期営業利益見通し を1400億円から1150億円(前期比50%増)に減額修正した。スマートフ ォンやデジタルカメラ向けの部品需要が想定を下回る事が響く。ブルー ムバーグ・データによるアナリスト18人の予想平均値は1291億円だっ た。

新生銀行(8303):8.1%安の205円。14年3月期純利益予想を480 億円から370億円に下方修正した。前期比では27%減へ減益率が拡大す る。消費者金融子会社の利息返還損失引当金136億円を追加繰り入れし たことが響く。

新日鉄住金(5401):1%高の315円。14年3月期純利益予想 を2000億円から2200億円に増額した。投資有価証券売却益などが押し上 げる。4-12月期純利益は1928億円だった。また、従来は未定としてい た期末配当予想を3円に修正した。

ミスミグループ本社(9962):7.7%安の3060円。14年3月期営業 利益予想を175億円から185億円に上方修正した。機械製造業の需要回復 が寄与し、前期比10%増へ増益率が拡大する。ただ、ブルームバーグ・ データによるアナリスト4人の予想平均値202億円は下回った。

コマツ(6301):1%高の2100円。4-12月営業利益は前年同期 比10%増の1656億円となった。日本や中国での一般建設機械の需要増加 に加えて、円安や販売価格の改善などが寄与した。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券では、10-12月期営業利益が同証予想を大きく上回 りポジティブ、と評価。14年3月期営業利益予想を2200億円から2350億 円(会社計画2100億円)に増額、目標株価を2600円に引き上げた。

JR東海(9022):2.2%高の1万1520円。13年4-12月営業利益 は前年同期比16%増の4325億円だった。ビジネス、観光ともに順調だっ たことで、全体の輸送実績は3.4%増となった。野村証券では、収入が 減速する兆しはないとし、投資判断の「買い」を確認した。

タムロン(7740):5.2%安の2461円。シティグループ証券では、 投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。株価は円安を支えに過 去3カ月で22%上昇しており、織り込み済みの印象と指摘。13年12月期 営業利益予想を67億円から58億円(会社計画56億円)、今期予想を84億 円から80億円、来期を95億円から87億円にそれぞれ減額した。

大阪ガス(9532):4.6%安の413円。SMBC日興証券では、投資 判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。気温の平年 化によるガス販売数量減、減価償却費や労務費の増加などを理由とし て、来期経常利益予想を1021億円から907億円に減額した。

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