FOMCメンバー、緩和縮小路線で団結-次期議長の就任控え

米連邦公開市場委員会(FOMC) は29日、債券購入額を100億ドル縮小することを2会合連続で決定し た。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン次期議長の就任を目前 に控え、バーナンキ議長による前例のない金融緩和策を緩やかに解除し ていく戦略で当局者が団結した。

FOMCは声明で、労働市場の指標は「まちまちだったが、ならし てみるとさらなる改善が示された」とし、経済活動の伸びは「ここ数四 半期に上向いた」と指摘した。

今回の緩和縮小決定に反対意見は出ず、2011年6月以降で初の全会 一致だった。これはFRBのバランスシート拡大が資産バブルを招きか ねないと懸念するメンバーと、失業率押し下げに追加策が必要と主張す るイエレン氏らの間を緩和縮小戦略が取り持ったことを示すものだ。

ピアポイント・セキュリティーズのチーフエコノミスト、スティー ブン・スタンリー氏は「バーナンキ氏からの議長交代を前に、イエレン 氏はFOMCの中心をまとめる上でかなり良い位置にいる」と述べ、 「かなり広範なコンセンサスをまとめるのは比較的容易だろう」と語っ た。

声明は「特にインフレが」引き続き委員会の中長期的な目標である 2%を下回ると「予測される場合には」、失業率が6.5%を下回った後 も「しばらくは」フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を現在のレ ンジで据え置く方針を維持した。

JPモルガン・プライベート・バンクの債券担当西海岸地域ディレ クター、ヘザー・ルーミス氏は、FOMC声明を受けて「当局の方向性 に関して明確さと確実性が少し高まった」と指摘。「新興市場の雑音が 当局に方向転換を促していれば混乱を招いていただろう」との見方を示 した。

原題:Fed Policy Makers Rally Behind Tapering QE as Yellen Era Begins(抜粋)

--取材協力:Aki Ito. Editors: James L Tyson, Chris Wellisz

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE