イエレン氏やバーラ氏は例外、ダボスはまだ圧倒的に男の世界

米ゼネラル・モーターズ(GM)の 最高経営責任者(CEO)、メアリー・バーラ氏や米連邦準備制度理事 会(FRB)議長となるジェネット・イエレン氏、欧州中央銀行 (ECB)の域内銀行監督機関のトップに就くダニエル・ヌイ氏。この 一年、女性のトップ登用が話題になることが増えた。

しかし世界経済フォーラム(WEF)年次総会のためスイスのダボ スに集まった出席者の状況は異なる。2500人のうち女性は16%、しかも 昨年の17%からさらに減っていたからだ。

米フェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者 (COO)とラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事が執り行う「ジ ェンダーが動かす成長」というイベントは、日程の最後の方、出席者の 多くが帰路に就いた後に行われた。

弁護士のシェリー・ブレア氏(トニー・ブレア元英首相の妻)はダ ボスでインタビューに応じ、「残念ながら進化していない」と話した。 今年が6回目のダボスという同氏は、「私が初めて来たときは15%だっ た。今もほぼ変わらない低い水準だ」とコメントした。

ダボスばかりでなく世界の財界、政界でも女性幹部の比率は低い。 女性進出のプロセスがあまりにも遅いので、女性枠の設定は「必要な措 置」だろうとラガルド専務理事は述べた。「世界を変える」がテーマだ ったダボスで、女性からも男性からもラガルド氏に賛同する声があっ た。一部の著名なケースを除いて女性の進出が進まないことへのフラス トレーションがうかがわれる。

ビールメーカー英SABミラーの欧州担当マネジングディレクタ ー、スー・クラーク氏は「個人指導や福利厚生、いろいろな多様性教育 も試みた」が数値目標を義務付けるべき時なのかもしれないとして、 「測定できることは実行されやすい。大きな会社では特にそうだ」と話 した。

原題:Davos Woman Proves Anomaly as Yellen to Barra Break Male Barrier(抜粋)

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