野村、BOAメリルを主幹事に-すかいらーくIPOで

大手レストランチェーンのすかいら ーくが新規株式公開(IPO)の主幹事に、野村ホールディングスとバ ンク・オブ・アメリカのメリルリンチを起用する見通しであることが29 日までに分かった。複数の関係者が明らかにした。

関係者によれば、米投資ファンドのベインキャピタルが経営を支援 しているすかいらーくは年内に東京証券取引所に上場する見込みで、日 本国内に加え、海外の投資家にも株式を売り出すグローバルオファリン グになる見通しだ。米ベインは2011年10月にすかいらーく株式を野村な どから約1600億円で買収していた。

すかいらーくは一時株式を上場していたが、06年にMBO(経営陣 による買収)で非公開となった。当時の時価総額は3000億円規模。日本 の株式相場は世界の主要マーケットで過去1年で最も上昇、企業にとっ て株式公開しやすい環境となってきている。そうした中、ベインなど投 資ファンドはIPOを通じて投資収益の回収に動き出している。

すかいらーくの河南順一広報担当は同社のIPOについてコメント を控え、主幹事やIPOの規模、上場時期などについて、「決まったこ とはない」と述べた。野村の山下兼史広報担当とメリルリンチ日本証券 の野田司広報担当もコメントを控えている。

関係者によれば、すかいらーくはグローバルIPOに際し、もう1 社主幹事に選定する可能性があるという。

米マクドナルド

すかいらーくは米ベインが大株主になって以降、内部のガバナンス 強化や事業改革を進めてきた。昨年1月には米マクドナルドで社長を務 めた経験を持つラルフ・アルバレス氏を取締役会長に選任した。

すかいらーくは1962年設立。同社ウェブサイトによると、和洋中の ファミリーレストランが中核事業で、ガスト、バーミヤン、ジョナサン など国内外で約3000店舗を展開しており、年間延べ4億人が来店す る。12年12月期のグループ売上高は3295億円で純利益は68億円。正社員 数は約5600人。

IPO市場

今年の日本企業による新規株式公開(IPO)の規模は13年から倍 増の1兆円を超える可能性がある。株価上昇を背景に投資ファンドが投 資収益回収の動きを活発化させていることなどから、昨年の2倍近くに 達する見通しだ。

野村証券で公開引受部を統括する吉原寛マネジングディレクター は23日のブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、北海道から九 州まで、全国の機械部品など製造業、IT(情報技術)、サービス業、 太陽光発電などエネルギー産業を含む約80社の新規上場が見込めると述 べた。58社だった昨年と比べ件数でも大きく増加するとみている。

米投資ファンドのサーベラスが筆頭株主となっている西武ホールデ ィングス(HD)は、4月以降の早い時期に東証に再上場することを目 指している。

--取材協力:佐藤茂, 山口祐輝. Editors: 平野和, 淡路毅

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