米シティ、欧州のエネルギー市場で事業拡充-競合他行は撤退

米銀3位のシティグループは欧州で ガス・電力事業を拡充している。規制が強化され電力会社が人員削減を 進める中、バンク・オブ・アメリカ(BOA)やドイツ銀行などの競合 他行はこれらの事業から撤退している。

シティの商品事業世界責任者、ステュアート・ステーリー氏はロン ドンからの電話インタビューで、他行が人員を削減する中、同行が昨 年、欧州のトレーディングチームを増員したことを明らかにした。ステ ーリー氏が統括する欧州の電力・ガストレーディング・セールス部門の 人員は現在10人。シティのニューヨーク在勤のセールス担当責任者、ホ セ・コゴユード氏は先月、商品セールス担当のスタッフを現在の80人か ら15%増員する計画を明らかにしている。

当局が投機抑制に向け金融市場の規制強化を目指す中、BOAやド イツ銀、米モルガン・スタンレーなどの銀行は過去2年間に欧州の電 力・ガストレーディング部門を閉鎖した。電力価格が下落しガスと石炭 を燃料とする火力発電所の利益が落ち込んだため、ドイツの電力大手、 イーオンの利益は2010-12年に63%、RWEは53%、それぞれ減少。こ れを受け、両社は13年に人員を削減した。

ステーリー氏は、財政難を理由に「市場参加者は事業を縮小してい るが、これらの企業が管理する必要のあるリスクは増す一方であり、当 社は引き続き欧州の電力セクターに好機があるとみている」と述べた。

原題:Citigroup Expands in Europe Energy Markets as Banks Retrench (2)(抜粋)

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