ブラジル株:ボベスパ下落-米緩和縮小でレアル5カ月ぶり安値

29日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が下落。ここ5営業日で4回目の値下がりとなった。米 連邦公開市場委員会(FOMC)は28-29日に開催した定例会合で、ブ ラジル株を含むリスク資産の需要を支えてきた金融刺激策をさらに縮小 することを決めた。

イタウ・ウニバンコ・ホールディングは1.9%安。同社はチリの同 業コープバンカを買収すると発表した。通貨レアル安がインフレを加速 させるとの懸念で内需関連株が売られ、住宅建設会社ガフィーザ は6.9%安。一方、鉄鉱石生産最大手ヴァーレは3.7%上昇と、昨年10 月14日以来の大幅高。証券会社ジェラルド・コレアのトレーダー、サン ドロ・フェルナンデス氏によると、ヴァーレの28日の起債で旺盛な需要 がみられたほか、第4四半期の業績が予想以上に良い数字になるとの思 惑で買われたという。

ボベスパ指数は前日比0.6%安の47556.78で終了。指数を構成す る72銘柄のうち54銘柄が下落した。レアルは0.6%安の1ドル=2.4373 レアルと5カ月ぶり安値。米金融当局は毎月の債券購入額をさらに100 億ドル縮小することを決めた。

INVXグローバル・パートナーズのチーフエコノミスト、エドゥ アルド・ベリョ氏は電話インタビューで、「新興国市場は米金融当局の 刺激策縮小の影響を大きく受けており、通貨安の形で表れている」と指 摘。「レアルの下落はインフレ加速でブラジル中央銀行が追加利上げを 余儀なくされることを意味し、株式にとってマイナス材料だ」と述べ た。

原題:Ibovespa Falls as Fed Pares U.S. Monetary Stimulus, Real Weakens(抜粋)

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