クアルコム:10-12月利益は予想上回る-通期予想を上方修正

携帯電話向け半導体最大手、米クア ルコムの昨年10-12月(第1四半期)決算で、利益はアナリストの予想 を上回った。スマートフォン(多機能携帯電話)の成長鈍化が利益を圧 迫するとの懸念を打ち消す内容となった。

29日の発表資料によると、10-12月期の利益は一部費用を除いたベ ースで1株当たり1.26ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想 平均は1株当たり1.18ドルだった。売上高は10%増の66億2000万ドル (約6770億円)、市場予想は66億8000万ドル。同社は通期の利益見通し を上方修正した。

クアルコムの高速データ網接続技術であるLTEなどを採用した携 帯機器の世界的な需要拡大が同社のライセンス収入や半導体販売を押し 上げ、利益をもたらしている。また業界トップの米アップルや韓国サム スン電子の製品需要の伸びが鈍化する中でも、中国の華為技術やレノ ボ・グループ(聯想集団)などの顧客のスマホ市場シェア拡大がクアル コムの売り上げを支えた。

JMPセキュリティーズのアナリスト、アレックス・ガウナ氏は 「アップル決算で誰もが悪い流れを予想したが、クアルコムは違った」 と述べた上で、「顧客はアップルやサムスン電子だけでない。未来のサ ムスンやLG電子が中国から出現し始めている」と説明した。同氏はク アルコムの投資判断を「バイ(買い)」としている。

決算発表後の米時間外取引でクアルコムの株価は上昇。一時73.25 ドルを付けた。通常取引終値は前日比1.2%安の71.12ドル。昨年は20% 上げていた。

10-12月期の純利益は前年同期比2%減の18億8000万ドル(1株当 たり1.09ドル)。前年同期は19億ドル(同1.09ドル)だった。

同社は通期の一部費用を除いたベースの1株利益を5-5.20ドルと 予想。前回予想の4.95-5.15ドルから引き上げた。売上高見通しは11月 時点の予想である260億-275億ドルに据え置いた。

原題:Qualcomm’s First-Quarter Profit Exceeds Analysts’ Estimates (1)(抜粋)

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