NY銅:1年3カ月で最長の下落局面-利上げで経済先行き懸念

29日のニューヨーク銅先物相場は、 過去1年3カ月で最長の下落局面となった。新興市場での借り入れコス ト上昇が経済成長を阻害し、工業用金属の需要が減退するとの観測が広 がった。

南アフリカ準備銀行(中央銀行)はこの日、市場予想に反して政策 金利を引き上げ、トルコやブラジルの中銀に追随した。世界的な株価指 標は6週間ぶりの安値に接近し、アルミニウムやニッケル、亜鉛、鉛の 相場は下げた。

銅相場は世界最大の消費国である中国の経済成長が減速しているこ ともあって過去1年で12%下落した。バークレイズによると、昨年の世 界の銅需給は13万7000トンの供給不足だったが、今年は生産が需要を16 万7000トン上回る見込み。

T&Kフューチャーズ・アンド・オプションズ(フロリダ州ポート セントルーシー)のマイケル・スミス社長は電話取材で、「新興市場で 発生するさらなる問題が銅の需要を抑えるだろう。資金流出を阻止する ために利上げを迫られる場合、何か悪いことが起きていると市場参加者 の一部は受け止める」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 3月限終値は、前日比0.4%安の1ポンド=3.2405ドル。6営業日続落 し、2012年10月29日以来で最も長い下落局面となった。

原題:Copper Has Longest Slump in 15 Months as Economic Concerns Mount(抜粋)

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