シマンテック:1-3月期売上高見通し、一部の予想を下回る

米シマンテックの1-3月(第4四 半期)の売上高見通しは一部アナリストの予想を下回る数字となった。 パソコン(PC)市場の低迷に加え、高度なハッキング技術の広がりが 従来型のウイルス対策ソフトの需要に響いている。

29日の発表資料によると、1-3月期の売上高は16億2000万-16 億6000万ドル(約1660億-1700億円)の見通し。ブルームバーグがまと めたデータによると、アナリストの予想平均は16億4000万ドルとなって いた。一部項目を除く利益は1株当たり40-42セントの見通しで、アナ リスト予想平均は41セントだった。

2012年7月に就任したスティーブ・ベネット最高経営責任者 (CEO)は昨年、従業員を約1000人削減し、新規事業に重点を置くた め営業部門を再編。PC市場の過去最大の落ち込みがウイルス対策ソフ トの需要に響いていることから、旧製品を廃番とした。同CEOは国際 的なスパイ行為など高度なハッキングの脅威に対応するため新技術の開 発を進めている。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイブズ 氏は「シマンテックは成長面で重大な課題に直面している」と指摘。 「コスト削減はうまく進んでいるが、成長は不透明なままだ」と述べ た。同氏はシマンテック株の投資判断を「ホールド」相当としている。

発表を受け、シマンテックの株価は時間外取引で一時3.1%安 の23.39ドルとなった。通常取引終値は前日比3.7%高の24.15ドル。

昨年10-12月(第3四半期)決算は、純利益が2億8300万ドル(1 株当たり40セント)となり、前年同期の2億1600万ドル(同31セント) から31%増加した。売上高は4.8%減の17億1000万ドル。ただ、ブルー ムバーグがまとめたアナリストの予想平均である16億5000万ドルは上回 った。「アジア太平洋・日本」の売上高は2億9700万ドルで、前年同期 から12%減少した。

原題:Symantec Predicts Sales That Trail Some Estimates on PC Drop (1)(抜粋)

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