米AT&T、英ボーダフォン買収になお関心ある-関係者

米携帯電話サービス2位、AT&T は同業の英ボーダフォン・グループに買収を提案する選択肢を半年間断 念したものの、同社買収になお関心を抱いていると、事情に詳しい複数 の関係者が明らかにした。

関係者が非公開情報を理由に匿名で語ったところでは、AT&Tは ボーダフォン買収について引き続き精査しているが、買収に関する憶測 を抑制するための英国の厳格な株式市場規制に対応するため、買収計画 はないと27日発表した。また、ボーダフォン取締役会が同意すれば半年 間の期限が撤回されることもあり得るが、AT&Tは期限切れを待って 買収提案に動く公算が大きいという。

スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総 会に際して、AT&Tのランドール・スティーブンソン最高経営責任者 (CEO)と欧州委員会のクルス委員(競争政策担当)が買収について 協議したと報じられた。これを受けて英買収委員会はAT&Tに対し同 社の意図を明確にするよう求めたと関係者は語った。意図を明確にする 場合、買収提案を行う側には2つの選択肢がある。買収への関心を認め て28日以内に明確な提案を打ち出すか、半年間買収から遠ざかるかのど ちらかだ。

AT&Aは差し迫った期限での交渉を回避するとともに、買収を控 える期間が免除される可能性を念頭に2つ目の選択肢を選んだと、関係 者は話した。この期間が過ぎるのを待てば、欧州の規制変更や米ベライ ゾン・ワイヤレスの持ち分を売却した後のボーダフォンの株式価値につ いてさらに状況がはっきりする。

ボーダフォンの広報担当マット・モーガン氏はAT&Tの関心につ いてコメントを控えた。AT&Tの広報担当マーク・シーゲル氏からは 今のところコメントがない。

原題:AT&T Said to Still Be Interested in Vodafone Takeover Bid (2)(抜粋)

--取材協力:Jeffrey McCracken、Manuel Baigorri. Editors: Mark Beech, Aaron Kirchfeld

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