大き過ぎてつぶせない銀行とのEUの闘い難航-独仏や議会抵抗

欧州連合(EU)の大き過ぎてつぶ せない銀行との闘いは難航しそうだ。域内の約30行の大手銀行をつぶせ ないほど大きくしないためのバルニエ欧州委員(域内市場・金融サービ ス担当)の案に、ドイツとフランス、欧州議会が抵抗を示した。

独仏は29日の提案について、融資を阻害するリスクや域内からの銀 行の脱出を促す恐れがあると指摘。一方、欧州議員らは5月の選挙前に 審議し承認するにはこの日の提出は遅過ぎたと訴えた。

欧州議会の経済・金融問題委員会のシャロン・ボウルズ委員長は電 子メールで「今になってこの案を出してくるのはちょっと失礼だ」と し、「ずっと前に出すか、全く出さないかのどちらかにすべきだった。 緊急でない新たな提案を議会が選挙前に受け入れる期限は昨年7月だっ た」と指摘した。

銀行の自己勘定トレーディングを禁じ、当局には銀行を分割する権 限を与えるバルニエ委員の案は、EUが大き過ぎてつぶせない銀行と闘 う上での中核。同委員は電子メールで「この日の提案は、欧州の銀行シ ステム規制改革の最後の歯車だ。各国間の対応格差が断層線を作らない ようにするために必要なものだ」と説明した。

この日公表されたパッケージ案の中には銀行の構造についての規則 に加え、いわゆるシャドーバンキングを対象とした法案が含まれてい る。

EU金融規制の最終案が発効するには、欧州議会と欧州理事会、各 国政府を代表する欧州機関が合同で承認する必要がある。バルニエ委員 の原案に修正を加えることもできる。

原題:EU’s Too-Big-to-Fail Plan Seen as Too Late to Win Approval (1)(抜粋)

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