【個別銘柄】アステラ薬やシャープが急伸、アドテストは安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

アステラス製薬(4503):前日比6.4%高の6386円。米社と進めて いる経口アンドロゲン受容体阻害剤エンザルタミドの転移性前立腺がん 患者への第三相試験解析結果に関し、米学会シンポジウムで公表する、 と29日朝に発表した。学会の開催期間は30日から2月1日。

アルプス電気(6770):8.7%高の1374円。野村証券は、投資判断 を「中立」から「買い」へ上げた。スマートフォンのOIS(光学式手 ブレ補正)採用拡大で、来期の業績拡大が見込めると分析。2014年3月 期の連結営業利益予想を240億円から280億円(会社計画240億円)、来 期を265億円から353億円に増額した。新たな目標株価は1550円。

シャープ(6753):7.9%高の370円。13年4-12月期の連結純利益 が100億円を超え、3年ぶりに純損益が黒字になったもようと共同通信 が29日午前に報道。太陽電池の販売好調、中国メーカーなどに新型液晶 の供給が増えたことなどが寄与し、14年3月期業績予想の上方修正も検 討する、としている。

オービック(4684):11%高の3275円。13年4-12月期の連結営業 利益は前年同期比11%増の161億円だった。大企業向けのシステム構築 が好調に推移し、期末配当予想を1株当たり25円から30円に引き上げ た。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、サプライズはないが、堅 調な業績で増配も発表し、やや好印象とした。

ルネサスエレクトロニクス(6723):10%高の589円。ソニーが同 社の山形県鶴岡市の工場を約70億円で買収した上で、200億円余りを投 じ、新たな生産設備を導入する方針とNHKが28日夕に報じた。

日本取引所グループ(8697):7.3%高の2711円。傘下の大阪証券 取引所の山道裕己社長がブルームバーグ・ニュースのインタビューで、 株価指数「JPX日経インデックス400」の先物を年内に上場させる考 えや、TOPIX先物の海外取引所への上場を本格的に検討する意向を 明らかにした。派生商品ビジネスの拡大期待が広がった。

アドバンテスト(6857):4.4%安の1153円。14年3月期の連結営 業損益予想をゼロから360億円の赤字に下方修正した。ブルームバー グ・ニュースによるアナリスト16人の予想平均は83億円の赤字。スマー トフォン向け中心に、半導体試験装置市場が想定より大幅に縮小してい る。期末配当予想は1株当たり10円から5円に減額。野村証券は、テス ター市場の苦境は想定を上回るとし、投資判断を「中立」から「ウエー ト下げ」に下げた。

日本電気硝子(5214):2.2%安の484円。米コーニングは28日、テ レビやコンピューターのモニターに使われる液晶表示装置(LCD)の 値下がり見通しを示した。コーニング株は6.2%安の17.10ドルと急落し たため、連想売りが膨らんだ。

トーメンエレクトロニクス(7558):300円(25%)高の1493円と ストップ高。豊田通商(8015)が28日、連結子会社で半導体商社のトメ ンエレに対し、1株1650円で株式公開買い付け(TOB)を行うと発 表。TOB価格へのさや寄せを見込む買いが膨らんだ。豊田通商の昨年 9月末時点の保有割合は40%。買付代金は約160億円、激変するエレク トロニクス分野の強化を狙い、6月末ごろの開始を目指す。

日本車両製造(7102):4.8%高の549円。13年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比2.5倍の49億9500万円だった、と28日に発表。主力 の鉄道車両事業で、国内ではJR東海向けのN700A新幹線や名古屋鉄 道、東京メトロ銀座線など、海外でも米国向け2階建て電車や台湾向け 特急電車などの売り上げ計上があり、同事業が大きく伸びた。

ニチレキ(5011):150円(15%)高の1146円でストップ高。14年 3月期の連結営業利益見通しを44億円から前期比97%増の64億円に上方 修正する、と28日に発表。道路舗装事業で受注、工事が順調に推移、ア スファルト応用加工製品事業でも出荷数量が増え、全般的に経費削減も 進んだ。期末配当も1株10円から20円に増やす計画。

コーエーテクモホールディングス(3635):5.5%高の1297円。4 -12月の経常利益は前年同期に比べて約8割増の70億円程度になったよ うだ、と29日付の日本経済新聞朝刊が報じた。戦略シミュレーションゲ ーム「信長の野望」の最新作がけん引し同期として過去最高を更新する という。

あすか製薬(4514):4.9%高の795円。日本国内の独占的販売権を 持つ緊急避妊剤「ノルレボR錠0.75㎎」について、製造販売承認もそー せいグループ(4565)から承継したと28日に発表。ノルレボは、望まれ ない妊娠が危惧された場合、性交後72時間以内に女性が服用することで 避妊効果が期待されるもの。11年にそーせいが製造販売承認を取得、あ すか製薬が販売していたが、そーせい側が人材資源面や採算性を考慮、 今回の承継となった。そーせいGも3.9%高の4220円。

キヤノン電子(7739):4.7%高の2053円。13年12月期の連結営業 利益は前の期に比べ12%増の98億7000万円だった、と28日に発表。コン パクトデジタルカメラ用のシャッターユニット、レーザープリンターの 低調で売上高は7%減ったが、主力のコンポーネント、電子情報機器各 部門での生産性向上、原価低減努力が寄与した。14年12月期は前期比 2%増収、営業利益は11%増の110億円を計画。

ユーシン(6985):7.8%高の688円。発行済み株式総数の2%に当 たる60万株、金額で4億2000万円を上限に自社株買いを行うと28日に発 表。期間は30日から2月21日まで。需給好転が見込まれた。

中電工(1941):9%高の1867円。14年3月期の連結営業利益見通 しを51億円から前期比97%増の64億円に上方修正する、と28日に発表。 太陽光発電工事など大型工事の施工が順調で売り上げが増勢、工事採算 性の向上なども寄与した。

SMK(6798):100円(15%)安の569円でストップ安。14年3月 期の連結営業利益見通しを30億円から24億円に下方修正する、と28日に 発表。前期は8億5300万円の赤字。13年4-12月期はスマートフォン向 けコネクターの伸長、海外向けリモコンなどの好調で23億1400万円の営 業黒字だったが、四半期ごとでは10-12月は3億2600万円と、7-9月 の14億9200万円から減速していた。

近鉄エクスプレス(9375):4.4%高の4315円。香港の物流企業、 トランス・グローバル・ロジスティクス・グループ(TGLG)の株 式49%を4月10日付で取得する、と28日に発表。TGLGは、アパレ ル・シューズメーカーなどリテール関連企業の顧客を多く持ち、アジア 発北米向けの扱いが多く、今後のシナジー効果が見込まれた。

四国化成工業(4099):4.9%高の789円。13年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比16%増の45億2000万円だった、と28日に発表。主力 の化学品分野でラジアルタイヤ向けの不溶性硫黄、エボキシ樹脂の硬化 剤であるイミダゾール類などの輸出が好調、円安も寄与した。

澤田ホールディングス(8699):9.9%高の1288円。13年4-12月 期の連結営業利益は前年同期比2.3倍の66億3300万円だった、と28日に 発表。主力の銀行関連事業で、モンゴルのハーン銀行の融資、預金残高 が同国経済の拡大に伴い増勢。証券関連事業では、国内のエイチ・エス 証券の委託手数料が株式売買の増加で伸びた。

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