ガソリン価格下落、エクソンの米国産原油輸出推進の障害に

米エクソンモービルによる米国産原 油輸出を推進する戦略が新たな障害に直面している。ガソリン価格の下 落だ。

米国ではテキサス州から大平原地帯にかけての油田開発による増産 で、製油所に大量の原油が供給されており、ガソリンの店頭価格は昨年 3月以降、10%低下している。一方、世界の原油価格は1バレル当た り107ドル近辺で推移。世界の原油市場が米国のガソリン価格に与える 影響は小さくなっており、代わりに米国産の割安な原油価格につられる 動きが強まっている。

米国内の製油所に供給される米国産原油の割合が増え、米国産原油 がガソリン市場に与える影響が大きくなっている。

コンサルタント会社RBNエナジーのエネルギー分析担当ディレク ター、サンディ・フィールデン氏は、原油価格が安くなればガソリン価 格も安くなるため、エクソンやコノコフィリップスにとって、原油が不 足していた1970年代に導入された原油輸出規制の撤廃が国益にかなうと 議会に働き掛けるのが難しくなりそうだ。

フィールデン氏は、輸出が増えた場合、「原油価格が上がりガソリ ンもつれ高する」と指摘した。

投資家らは、米国の指標原油であるWTI(ウェスト・テキサス・ インターミディエート)原油価格の下落傾向が続き、2016年12月までに 約17%下落すると予想している。

原題:Cheaper Gasoline Hurting Exxon Plea to Export U.S. Crude: Energy(抜粋)

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