日本精工:風力タービン向けベアリングのシェア3倍増目指す

デンマークの風力発電用タービンメ ーカー、ベスタス・ウィンド・システムズなどにベアリング(軸受け) を供給している日本精工はシェアを3倍以上に増やすことを目指してい る。

同社の専務・産業機械事業本部長、松原正英氏はブルームバーグ・ ニュースとのインタビューで、世界の風力タービン向けベアリングのシ ェアを2013年度の6%から17年度までに20%に引き上げる方針を示し た。同市場ではスウェーデンのSKF、ドイツのシェフラーが大きなシ ェアを占めている。摩擦を減らすベアリングは、1500キロワットを発電 する風力タービンでは発電機やギアボックスなどに20数個程度が使用さ れる。

松原氏はシェア拡大策として、タービン自体の修理が難しいため強 風など過酷な気象条件にも耐える高品質な製品開発に重点を置くことを 挙げた。「発電コストも大事だが、メーカーにとっては開発力が非常に 大事。いかに信頼性を高めていくか、寿命を延ばして交換しないですむ ようにするか。いろいろな風の条件に耐える製品をいかに開発するか だ」と強調した。

同社は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)の「風力発電高度実用化研究開発」に参加し、高効率メン テナンス手法の開発にも取り組んでいる。

松原氏は中国の風力発電市場に注目するとともに、日本についても 「風力発電に適した土地があまりなかったが、洋上になると適した場所 がいくらでもある」と指摘、ブームが起きることを期待している。

原題:Vestas Supplier NSK Eyes Bigger Share of Bearing Market for Wind(抜粋)

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