キヤノン:14年度連結純利益予想2400億円-市場予想下回る

デジタルカメラ世界最大手のキヤノ ンは今期(2014年12月期)の連結純利益が前期比4.1%増の2400億円に なるとの見通しを発表した。カメラ部門の不振などで市場予想を下回っ た。

ブルームバーグ・データによるアナリスト22人の事前予想平均2666 億円を下回った。決算資料によると、営業利益予想は同6.7%増の3600 億円で、アナリスト予想の3984億円に届かなかった。売上高予想は 同3.2%増の3兆8500億円とした。

高性能なカメラ機能を搭載したスマートフォン(スマホ)やタブレ ットなどのモバイル端末が普及する中、カメラの販売不振が長期化して いる。カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、昨年1月から11月 までの出荷台数は前年同期比で22%減少した。

バークレイズ・キャピタル証券の中名生正弘アナリストは決算前の リポートで、昨年に日経平均株価が57%上昇したのに対し、キヤノンの 株価はほぼ変化がなかったと指摘。主要製品の成長機会が限られる中で 事業の方向転換が必要で、上場子会社のキヤノンマーケティングジャパ ンの顧客層を生かしたユーザーに焦点を当てた新規事業に可能性がある との見方を示した。

会社予想によると、今期のコンパクト型デジタルカメラの販売目標 は1050万台、レンズ交換式カメラの販売台数は760万台になる見通し だ。レンズ交換式カメラの前期実績は765万台で前の期の820万台を下回 り、前年実績から減少するのは初めて。

今期の想定レートは1ドル=100円、1ユーロ=135円。ブルームバ ーグ・データによると昨年の円の対ドル相場の平均は、前年に比べ て22%下落した。

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