大証:JPX日経400先物を年内上場、TOPIX先物も海外へ

日本取引所グループ(JPX)傘下 の大阪証券取引所は、1月から算出を始めた新しい株価指数「JPX日 経インデックス400」の先物を年内に上場する。

大証の山道裕己社長がブルームバーグ・ニュースのインタビューで 明らかにした。同氏は、「ことし中のどこかでは間違いなく始まると思 う」と発言。取引参加者とのテストなど必要な作業次第としながらも、 めどとしては11月の清算システムの統合時期あたりが有力、との認識を 示した。

JPX日経インデックス400は、既に指数連動の投資信託、指数連 動型上場投資信託(ETF)が相次いで登場しており、「ヘッジ目的の 先物に対するニーズが必ず出てくる」と、山道氏は言う。

また、現在は東京証券取引所に上場しているTOPIX先物につい て、東証と大証のデリバティブ市場統合後の2014年度から、海外市場へ の上場について本格的な検討を開始する。同氏は、「TOPIXは東証 のプロダクトなので、堅めに運用されていたが、今後は海外の取引所に 上場することによって、こちらも彼らも取引量が増えるウィンウィン」 の関係を築きたい、とした。

山道氏は、海外取引所と具体的な話が進んでいる段階ではないが、 シンガポール取引所(SGX)や米シカゴ先物市場(CME)などから TOPIX先物は「興味はあると言われている」と指摘。両取引所など を候補とし、「TOPIX先物を市場統合後のデリバティブ振興策の1 つとして考えていく」と述べた。

一方、3月24日に予定するデリバティブ市場の統合について、「11 月からの参加者テストが100%近いところまで進んでいる」と、準備が 順調に進んでいると山道氏は説明。統合は「ゴールではなく新たなスタ ート。重要だが、あくまでも通過点」と強調し、昨年世界で14位だった 日本取引所のデリバティブ順位を新商品、既存商品の深堀りなどを通 じ、「15年以降は常に10位以内に入りたい」と抱負を語った。

CMEグループの広報担当、ローリー・ビッシェル氏(シカゴ在 住)はTOPIX先物をめぐる動きについてコメントを控えた。SGX のデリバティブヘッド、マイケル・シン氏は「SGXは常に日本の資本 市場を強くプロモーションし、日本の株式とデリバティブの国際化をず っとサポートしてきた」と電子メールで回答。さらに、日本取引所は SGXの大株主の1社とし、日本の市場には関心を持っているとした。

29日の日本取引所株は、7.3%高の2711円と5営業日ぶりに反発。 終値ベースの上昇率は昨年9月10日以来、およそ4カ月半ぶりの大きさ となった。

--取材協力:Matthew Leising、Jonathan Burgos. Editor: 院去信太郎

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