NY外為:円が対ドルで続落、安全需要が後退-リラ続伸

ニューヨーク外国為替市場では円が 対ドルで続落した。新興市場での混乱に沈静化の兆しが見られることが 背景。また米国の消費者信頼感指数の上昇や企業決算を受け、投資家の 楽観が強まった。

トルコ・リラは急伸。トルコの中央銀行はこの日の臨時会合で主要 政策金利を2倍強に引き上げた。ドルは新興市場の主要24通貨の大半に 対して値下がり。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日、2日間 の会合をスタートさせた。エコノミスト調査では毎月の資産購入の100 億ドル縮小が見込まれている。スイス・フランと円は主要31通貨の過半 数に対して下落。新興国の株価が4日ぶりに反発し、安全資産としての 需要が後退した。

ナイツブリッジ・フォーリン・エクスチェンジ(トロント)のラヒ ム・マドハブジ社長は電子メールで、「新興市場に関連したリスク回避 の懸念は続いているが、和らぎつつある」と分析。「米経済は全般的に 力強さを示しつつあり、利回りはじわじわと上昇している。こうした中 でドルが引き続き資金を引き寄せている」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、円はドルに対し前日比0.4%安の 1ドル=102円94銭。一時0.7%安となった。対ユーロでは0.4%安の1 ユーロ=140円73銭。ドルは対ユーロでほぼ変わらずの1ユーロ =1.3671ドル。

フランは対ドルで続落、0.1%安の1ドル=0.8972フランとなっ た。24日には0.8903フランと、約3週間ぶり高値を付けていた。

ブルームバーグ・ドル・スポット指数はほぼ変わらずの1026.40。 一時1025.15と、14日以来の低水準を付けた。

トルコ利上げ

トルコ・リラは続伸。トルコ中銀のウェブサイトの声明によると、 同中銀は主要政策金利である1週間物レポ金利を4.5%から10%に引き 上げた。翌日物貸出金利は7.75%から12%に、翌日物借入金利は3.5% から8%に引き上げられた。

リラはこの日、ニューヨーク市場での取引終了時点では対ドル で1.4%高の1ドル=2.2525リラだったが、その後中銀の発表を受けて 上げを拡大、上昇率は3%を超えている。

マネックス・ヨーロッパの市場アナリスト、アイメア・デーリー氏 (ロンドン在勤)は利上げ発表前に、「トルコ中銀がきょうの臨時会合 で利上げを決定するとの予想も投資家のリスク選好を強めている」と指 摘。「きょうの対円でのドルの動きも市場での全般的なリスクオンの地 合いと一致している」と続けた。

米消費者信頼感

米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した1月の消費者 信頼感指数は80.7と、前月の77.5(速報値78.1)から上昇した。ブルー ムバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は78だった。これに反応 し、ドルは対円での上げ幅を拡大した。

ドルは金融当局の資産購入縮小の予想にも支えられた。ブルームバ ーグ・ニュースが10日実施したアナリスト調査の中央値では、FOMC は現在毎月750億ドルで実施している債券購入について、今後会合ごと に100億ドルずつ減らし、年内にプログラムを終了させると予想されて いる。

原題:Yen Falls for Second Day as Haven Demand Wanes; Lira Rallies(抜粋)

--取材協力:Anchalee Worrachate、大塚美佳、Maria Levitov、Vladimir Kuznetsov、Ksenia Galouchko. Editors: Kenneth Pringle, Greg Storey

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