きょうの国内市況(1月28日):株式、債券、為替市場

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●日経平均1万5000円割れ、根強い新興国懸念や米政策待ち-反発鈍い

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東京株式相場は4日続落し、日経平均株価は終値で2カ月半ぶりに 1万5000円を割り込んだ。新興国経済や通貨安への懸念が強く、一時反 発する場面も見られたが、勢いは鈍かった。業種別では情報・通信や電 気・ガス、建設株が下げ、海外原油市況の下落を受け、鉱業など石油関 連株も安い。

日経平均株価は前日比25円57銭(0.2%)安の1万4980円16銭と、 昨年11月14日以来の1万5000円割れ。TOPIXは4.92ポイント (0.4%)安の1224.31。

富国生命保険の山田一郎株式部長は、「新興国の不安定さはそう簡 単に変わらない」と指摘。28、29両日に開かれる米国の連邦公開市場委 員会(FOMC)後に、「エマージング諸国の通貨を売る動きに拍車が 掛かることを恐れ、グローバル投資家が高水準にある日本株のロングや 円のショートを外す動きが止まらない」と言う。

東証1部33業種は情報・通信、鉱業、空運、電気・ガス、建設、そ の他製品、その他金融、水産・農林、石油・石炭製品、電気機器など24 業種が下落。半面、機械、小売、非鉄金属、不動産、倉庫・運輸、ゴム 製品など9業種は高い。東証1部の売買高は27億3200万株、売買代金は 2兆6790億円。値上がり銘柄数は651、値下がりは956。

●債券は続伸、リスク回避の買いや流動性供給入札強め-超長期債軟調

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債券相場は小幅続伸。新興国市場に対する根強い懸念などを背景に したリスク回避の動きやきょう実施の流動性供給入札結果が強めだった ことが買い手掛かりとなった。半面、超長期債相場は午後に売りが優勢 となり、軟調推移に転じた。

東京先物市場で中心限月の3月物は5営業日連続で上昇。前日比3 銭高の144円67銭で開始し、午前は144円60銭台中心にもみ合った。午後 零時45分の流動性供給入札結果発表を受けて水準を切り上げ、一時 は144円75銭まで上昇。取引終了にかけて伸び悩み、結局は2銭高の144 円66銭で引けた。

メリルリンチ日本証券の大崎秀一債券ストラテジストは、キャッシ ュリッチな投資家が多く、買いが続いている雰囲気はあるものの、米連 邦公開市場委員会(FOMC)を前にして「どちらかというと様子見」 だと指摘。その上で、FOMCについては、100億ドルの量的緩和縮小 は「ある程度織り込み済みとは思うが、新興国通貨安につながると金利 低下圧力が掛かりやすくなるかのもしれない」と説明した。

財務省がこの日実施した流動性供給入札(発行額3000億円)の結果 では、募入最大利回り較差がマイナス0.013%、募入平均利回り較差が マイナス0.014%となった。投資家需要の強さを示す応札倍率は4.61倍 と、昨年6月25日の入札以来の高水準となった。市場では残存6年辺り を中心に買い戻し需要が強かったとの見方が出ていた。

●ドル・円は102円後半、リスク回避の動き一服-トルコ中銀臨時会合

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東京外国為替市場でドル・円相場は1ドル=102円台後半で推移。 新興市場への懸念は引き続きくすぶっているものの、トルコ中央銀行が 臨時決定会合を開くと発表したことを受けて、リスク回避の動きに一服 感が出た。

この日のドル・円は102円台半ばで始まった後、小幅にもみ合いな がら102円台後半に水準を上げた。一時は102円76銭まで円売り・ドル買 いが進み、前日の日本時間早朝に付けたドル安・円高水準101円77銭か ら1円近く戻した。

バークレイズ為替ストラテジストの門田真一郎氏は、「トルコ中銀 が緊急決定会合を開くことを受けて、新興国通貨は反発している」と指 摘し、新興国に対する心理が改善して急速なリスク回避から値を戻して いる状況と説明。ただ、ドル・円は、米連邦公開市場委員会 (FOMC)の会合を控えて、「動きづらく、横ばい圏で推移してい る」とも述べた。

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