アルゼンチン:外貨の闇市場、資本規制の限界を浮き彫りに

アルゼンチンは先週、資本規制策の 誤りを認め、ドル購入規制を緩和した。他の新興市場国も同様の失敗を 経験しており、経済の欠陥を資本規制で覆い隠そうとする試みが通常成 功しないことがあらためて示された。

外貨準備が7年ぶり低水準に落ち込んだことを受け、アルゼンチン 中銀が22日にペソ相場の買い支え縮小を開始して以降、ペソは大幅下落 し先週の下げ率は15%に達した。これに伴い、消費財は最大30%値上が りしている。同国紙アンビトによれば、ドルの闇レートは先週、1ドル =12.75ペソと過去最高を更新した。公定レートは約8ペソ。

1990年代にアルゼンチン政府のアドバイザーを務めた米ジョンズ・ ホプキンズ大学のスティーブ・ハンク教授(応用経済学)はインタビュ ーで、「資本規制はその国が外国為替の維持を非常に懸念している状況 を示す」と指摘。「それは悪いことが近く起こることを意味する」と述 べた上で、資本規制は現地通貨の不正取引の温床となり、経済に「偽り の価格」をはびこらせると指摘した。

原題:Argentina’s Lying Prices Show Capital Control Limits: Currencies(抜粋)

--取材協力:Camila Russo、Anatoly Kurmanaev、Benjamin Harvey、John Quigley. Editors: Kenneth Pringle, Robert Burgess

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