ゴールドマン松井氏:日本の経済政策、今年は安定へ

米ゴールドマン・サックス・グルー プは、日本政府が年内に成長押し上げに向けた大きな経済政策を新たに 打ち出す可能性は低いとの見方を示した。

ゴールドマンのチーフ日本株ストラテジスト、キャシー・松井氏 は、日本の政策当局は昨年、デフレ克服に向け量的緩和や歳出増などの 措置を講じたが、今年は政策の安定を優先させると予想した。

松井氏は27日、ブルームバーグラジオのインタビューで「今年はバ ズーカ砲のような大きな政策の発表はないと思う」とし、「マクロ経済 と企業レベルの両方で抜本的な改善を目指すことの方が重要な問題だろ う」と続けた。

安倍晋三首相の下で進められている経済対策を受け、円は昨年ドル に対して18%下落し、日本の輸出企業を後押ししてきた。ただ松井氏 は、円安が日本に100%恩恵をもたらしているわけではないと指摘。原 子力発電所の稼働停止に伴う化石燃料の輸入コストが増えたためと説明 した。日本の2013年の貿易収支は過去最大の赤字を記録した。

松井氏は「円安が進めば、それだけ輸入する燃料は高くつく。従っ て全ての人にとって等しくプラスなわけではない」とし、「よって1ド ル=100円もしくは100円付近という現在の水準は輸出企業、輸入企業を 問わず、大半の企業にとってそれほど悪い状況ではないと考えられる」 と述べた。

原題:Goldman’s Matsui Sees Japan’s Economic Policy Stable This Year(抜粋)

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