欧州債:スペイン債5日ぶり上昇-新興市場めぐる懸念和らぐ

27日の欧州債市場ではスペイン国債 が5営業日ぶりに上昇。新興市場の混乱から受ける影響への懸念が後退 した。

ポルトガル国債も上昇した。先週の金融市場では米当局による量的 緩和縮小が世界の経済成長を脅かすとの懸念が高まり、新興市場国の株 式や通貨は軒並み下げていた。ドイツ10年債利回りは前週末に付けた昨 年8月以来の低水準を上回って推移。独企業景況感指数の上昇で、安全 を求める動きが後退した。

ING銀行(アムステルダム)の先進国市場債券責任者、パドライ ク・ガービー氏は「先週の相場下落はユーロ圏の問題とは関連性がな く、市場におけるより広範なトレンドが要因だった」とし、「投資家ら は今は痛みを受け入れ、ぎりぎりのところで周辺債への投資を再開する だろう」と語った。

ロンドン時間午後4時43分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.76%。先週は週 間ベースで9bp上昇と、昨年11月8日終了週以来の大きな上げとなっ ていた。同国債(表面利率4.4%、2023年10月償還)価格はこの 日、0.325上げ105.155。

ポルトガル10年債利回りは10bp低下し5.17%。同年限のイタリア 国債利回りは1bp下げ3.90%。一時は3.95%と、7日以来の高水準と なった。

ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの1.67%。24日には1.64%まで 下げ、8月5日以来の低水準を付けた。

独Ifo経済研究所が発表した1月の企業景況感指数は110.6と、 前月の109.5を上回った。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト45人の予想中央値は110.0だった。

英国債相場は下落し、10年債利回りは1bp上昇し2.79%となっ た。24日には2.73%まで下げ、昨年11月27日以降の最低となっていた。 同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格はこの日、0.1下 げ95.52。

原題:Spain Bonds Rise With Portugal’s as Emerging-Market Taint Fades(抜粋) Pound Approaches 2 1/2-Year High Before Growth Data; Gilts Fall (抜粋)

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