新興市場株、昨年9月以来の安値-資本流出加速懸念広がる

27日の新興市場株は下落し、 MSCI新興市場指数が昨年9月以来の安値となった。新興国通貨も売 られた。中国の景気減速と米金融当局による緩和策縮小で、新興市場か らの資本流出が一段と増えるとの懸念が背景にある。

MSCI新興市場指数は香港時間午後4時6分(日本時間同5時6 分)現在、前週末比1.5%安の935.81。このままいけば昨年9月3日以 来の安値で取引を終える。香港上場の中国本土株の指標であるハンセン 中国企業株(H株)指数やインドネシア、フィリピンの株価指数が大き く下げた。

インドネシア・ルピアは対ドルで6営業日続落。トルコ・リラは対 ドル、対ユーロで過去最安値を更新した。アジア地域の債券保証コスト はほぼ4カ月ぶりの高水準となった。

海外投資家はこの日だけで、韓国株式市場から約4億8100万ドル (約492億円)相当の資金を引き揚げた。台湾株からは5億6600万ドル 相当が流出した。

クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメン ト・バンクのグローバル外為戦略責任者、ミツル・コテチャ氏は電子メ ールで「新興市場の混乱が大きくなっていることでリスク資産全般に影 響が及びつつある。短期的に今の状況が収まるとは予想できない」と分 析した。

原題:Emerging Stocks Sink to Four-Month Low as Currencies Extend Drop(抜粋

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