日産のスーパーボウル向けCMに待った-FTCが問題視

米プロフットボールNFLの2月初 めに行われる王座決定戦、スーパーボウルの放送に合わせて日産自動車 が制作したコマーシャルに米連邦取引委員会(FTC)が待ったをかけ た。

FTCは23日、日産の北米部門と広告代理店のTBWAワールドワ イドが特殊効果を使って日産のピックアップトラック「フロンティア」 の性能を誇張していると指摘した。

FTCが問題にしたコマーシャルのタイトルは「ヒルクライム」。 フロンティアが急勾配の砂山をスピードを上げて登るシーンが描かれて いる。FTCは、映像は砂山の傾斜を実際よりもかなり急角度にした 上、車がケーブルでけん引されたにもかかわらず、修正を加えていない かのように描写したと分析。「携帯電話のビデオカメラで実際に撮影し たようなユーチューブ式」の表現方法も問題視した。

FTC消費者保護局のリッチ局長は「広告の特殊効果は娯楽になり 得るものだが、広告主はそれを製品の性能であるかのように不正確に伝 えてはならない」と述べた。

FTCによると、日産とTBWAワールドワイドは今後ピックアッ プトラックの性能について誤解を与えるようなデモンストレーションを 広告に使わないことに同意し、罰金処分の対象とはならなかった。

日産の広報担当者デービッド・ロイター氏は電子メールで「当社は 引き続き法令順守に取り組む」とのコメントを発表した。

自動車メーカーはスーパーボウル最大のスポンサーで、30秒のコマ ーシャルに最高600万ドル(約6億1600万円)を投じている。

原題:FTC’s No Way on Nissan Pickup Ad a Pre-Super Bowl Warning (2)(抜粋)

--取材協力:Andy Fixmer、Mark Clothier. Editors: Bernard Kohn, John Lear

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