【個別銘柄】コア30下落、カプコンや菱紙急伸、第一三共売り

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の午前の終値は次の通り。

TOPIXコア30銘柄:東証1部の時価総額、流動性上位30社で構 成される同指数は2.5%安の649.06と、昨年11月13日以来の安値水準に 沈んだ。中国、アルゼンチンなど新興国経済、市場の先行き不安から世 界的な株安連鎖の流れが強まり、投資家らは株式の持ち高を減らした。 トヨタ自動車(7203)が前週末比1.8%安の6059円、三菱UFJフィナ ンシャル・グループ(8306)が3%安の640円、ソフトバンク(9984) が2.6%安の8024円など。

カプコン(9697):9.3%高の2110円。シリーズ累計販売本数 が2800万本に達する人気ゲームソフトの最新作「モンスターハンター4 G」のニンテンドー3DS向けを2014年秋に発売する、と27日午前に発 表。今後の業績貢献を見込む買いが膨らんだ。

エムスリー(2413):8.9%高の31万1000円。13年4-12月期の連 結営業利益は前年同期比37%増の95億4200万円だった、と24日に発表。 主力の医療ポータル事業で、インターネット上で医療用薬の情報を提供 する「MR君」サービスの売り上げが伸長、調査サービスなど拡大した 海外も増収増益となった。前期比23%増の114億円とする14年3月期計 画に対する進捗(しんちょく)率は84%。

三菱製紙(3864):30%高の120円。開発を進めてきたリチウムイ オン2次電池セパレータ(NanoBaseX)について、高温時の安定性が低 いNi系正極を用いた試験で高い安全性を確認し、量産化を実現した と27日に発表。200度以上の温度でも目立った収縮を示さないポリエス テル不織布にセラミックを塗布したもので、耐熱性の高さが特徴。

第一三共(4568):3.8%安の1712円。みずほ証券は24日、投資判 断を「買い」から「中立」に、目標株価を2350円から1850円に下げた。 傘下のランバクシーのインド工場で製造された原薬に対する米国への輸 入禁止措置を勘案、同証による14年3月期の連結営業利益予想を1133億 円から1103億円(会社計画1050億円)、15年3月期を1210億円から1011 億円に減額した。

アドバンテスト(6857):5.5%安の1215円。13年4-12月期の連 結営業損益は200億円前後の赤字になったもよう、と25日付の日本経済 新聞朝刊が報道。高機能のスマートフォンやタブレット(多機能携帯端 末)の需要が想定ほど膨らまず、半導体検査装置の販売が不振で、円安 による海外拠点の固定費増も影響したという。

コムチュア(3844):11%安の2052円。クラウド事業の拡大、金融 分野での受注拡大などで13年4-12月期の連結営業利益は前年同期 比47%増の7億2200万円だった、と24日に発表。ただ、10億円を見込 む14年3月通期計画に対する進捗率は72%だった。四半期ごとでも10 -12月は2億5500万円と、7-9月の3億1400万円からやや減少。今後 の動向を慎重に見る向きからの売りに押された。

大林組(1802):1.2%高の603円。SMBC日興証券は24日、投資 判断を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」に、目標株価 を520円から690円に引き上げた。今期はインフレの影響などで大型工事 の利益率が悪化、営業減益が見込まれ、下方修正リスクもあるが、15年 3月期は低採算案件が減少、利益率も改善に向かうと予測した。

富士通ゼネラル(6755):10%高の1161円。13年4-12月期の連結 営業利益は前年同期比52%増の96億7600万円だった、と24日に発表。主 力の空調機は南欧で流通在庫の削減が進展、米国やアジア・中国での増 収に加え、国内も消費税引き上げ前の駆け込み需要などから売り上げが 伸びた。第3四半期までの実績を踏まえ、14年3月通期計画は170億円 から前期比26%増の190億円に上方修正した。

テラプローブ(6627):14%高の1240円。13年4-12月期の連結営 業利益は前年同期比4.1倍の5億7000万円と、昨年10月時点で公表した 計画値から上振れたもようと24日に発表。台湾子会社の受託が想定以上 に増加、スマートフォンなどモバイル機器向け製品も堅調に推移した。

ダイセキ環境ソリューション(1712):8%安の1738円。公募や第 三者割当増資などで最大約19億円調達する、と24日に発表。発行済み株 式総数は同日時点から最大17%増えるため、1株価値の希薄化や将来的 な売り圧力の増大が懸念された。調達資金は設備投資、短期借入金の返 済などに充当予定。

ベクター(2656):12%安の688円。13年4-12月期の営業損失は 1億9100万円だった、と24日に発表。主力のオンラインゲーム事業が低 調で、前年同期は2億4200万円。同時に示した14年3月期計画は2 億8900万円の赤字と、前期の2億8100万円に続く営業赤字を見込む。

きちり(3082):11%安の505円。14年6月期の営業利益計画を7 億円から5億4000万円に下方修正する、と24日に発表。上期の既存店売 上高の落ち込みに加え、今後の新規出店計画の見直しも影響する。前期 比では24%増益が一転、4.4%減益になる見込み。

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