きょうの国内市況(1月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株は全面安、世界連鎖安と円高-一時2カ月ぶり1万5000円割れ

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東京株式相場は大幅に3日続落。新興国経済・市場への懸念から投 資家がリスク回避姿勢を強め、世界的な株安連鎖の様相を呈した。為替 の円高進行も嫌気され、東証1部33業種は全て下落。騰落銘柄数も下落 の1744に対し、上昇はわずか29にとどまる全面安。

TOPIXの終値は前週末比35.37ポイント(2.8%)安 の1229.23、日経平均株価は385円83銭(2.5%)安の1万5005円73銭。 日経平均は取引時間中としては昨年11月15日以来、およそ2カ月ぶりに 1万5000円を割り込む場面もあった。

アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之最 高投資責任者は、中国やアルゼンチンをはじめとした新興国の情勢悪化 のほか、28、29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の判断を見 極めたいとの心理も働くなど、「いろいろな要素が組み合わさり、下げ が大きくなった」と見ていた。先進国の株価は昨年末に大きく上げてい たため、「悪材料・不透明要因には売りで反応しやすい」と言う。

東証33業種の下落率上位は保険、鉄鋼、その他金融、不動産、証 券・商品先物取引、機械、空運、銀行、海運、石油・石炭製品など。東 証1部の売買代金上位ではソフトバンク、トヨタ自動車、三菱UFJフ ィナンシャル・グループ、日立製作所、野村ホールディングス、パナソ ニック、新日鉄住金、ファナック、三菱地所、コマツ、エイチーム、第 一生命保険、オリックス、クボタなどが安い。半面、人気ゲームソフト の新作への期待でカプコンが続伸。好業績確認のエムスリーのほか、大 林組や三菱製紙も逆行して上げた。

東証1部の売買高は32億6479万株、売買代金は2兆8503億円。

●債券先物は続伸、新興市場不安受けた株安で-長期・超長期は軟調

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債券先物相場は小幅続伸。新興市場国をめぐる懸念を背景とした円 高・国内株安が買い手掛かりとなった。一方、長期や超長期ゾーンは午 後に入ると売りが優勢となり、軟調推移に転じた。

東京先物市場で中心限月の3月物は、前週末比23銭高の144円85銭 で開始。直後に144円86銭と中心限月の日中取引ベースで昨年12月5日 以来の高値を記録した。午前は高値圏でもみ合ったが、午後に入ると水 準を切り下げ、一時は7銭安の144円55銭まで下落。その後は前日終値 付近でもみ合いとなり、結局は2銭高の144円64銭で引けた。

大和証券の山本徹チーフストラテジストは、アルゼンチンとトルコ は例外的に悪い特殊事例と見るべきだが、新興国全体として「米量的緩 和の縮小を引き金に状況が良くないことも確かだ」と指摘。ただ、足元 の混乱は「最短で数日間で収束する可能性もある」とも話した。きょう は世界的なリスクオフ局面で上昇しがちな円相場が反落したことが「一 番大きい」と述べ、株価の下げ止まりや債券相場の伸び悩みにつながっ たと説明した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の332回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)低い0.615%で開始。一時は0.61%と昨 年12月2日以来の低水準を記録した。午後に入ると徐々に水準を切り上 げ、1bp高い0.635%まで上昇。午後2時前から0.63%で推移した。5 年物の116回債利回りは横ばいの0.195%で始まり、午後は0.5bp高 い0.20%で取引された。

日銀がきょう実施した長期国債買い入れオペの結果によると、残存 期間「5年超10年以下」の応札倍率は3.34倍と、前回の3.46倍からやや 低下した。落札利回りは市場実勢付近との見方が出ていた。一方、「物 価連動債」は2.11倍と前回の4.83倍から低下した。

●円が7週ぶり高値、新興国不安でリスク回避先行-一時101円台

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東京外国為替市場では、円が対ドルで約7週間ぶりの高値を付け た。中国の信託商品のデフォルト(債務不履行)懸念や新興国市場に対 する不安からリスク回避にの円買いが先行し、一時1ドル=101円台に 突入した。

ドル・円相場は早朝に102円台を割り込み、一時101円77銭と昨年12 月6日以来の水準まで円高が進行。円買い一巡後はじりじりと値を戻 し、午後には102円54銭を付けた。3時55分現在は102円48銭前後で推移 している。

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、アルゼンチン や中国への不安に加え、トルコの政治リスクなどもある中で、米国の量 的緩和縮小への不安が生じ、「全般的にリスクオフの雰囲気を強めてい る」と指摘。今週は円の上値を試す展開になりやすいと言う。

ユーロ・円相場は1ユーロ=140円台前半から一時、先月6日以来 の水準となる139円20銭まで円高が進行。その後140円台を回復し、同時 刻現在は140円21銭前後。一方、ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.36ド ル後半でもみ合う展開が続いた。

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