JPモルガンCEOにさらに約34億円-株式オプション行使なら

米銀JPモルガン・チェースのジェ イミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、2013年分の報酬が前年 から74%増えることが決まったが、これとは別にもっと多くの大金の支 払いを受ける機会が数カ月以内に訪れそうだ。

ダイモンCEOが08年に付与された200万株分のストックオプショ ン(自社株購入権)は、現在の価値が約3400万ドル(約34億8300万円) 相当に上る。権利行使に関する取締役会の決定は1年余り遅れており、 承認はまだ得られていない。ダイモンCEOの12年の年間報酬は、デリ バティブ(金融派生商品)投資の失敗を招いた監督責任を問われ、1150 万ドルにとどまったが、13年は2000万ドルに引き上げられた。

このインセンティブ報酬パッケージがダイモン氏に6年前に付与さ れた後、JPモルガンは株価パフォーマンスが業界全体を上回り、米銀 最大手に躍進。3年連続で過去最高益を計上したが、13年は監督当局の 調査を決着させるための費用がかさみ、記録を更新することができなか った。

報酬コンサルティング会社ジョンソン・アソシエーツの創業者アラ ン・ジョンソン氏は、和解費用が膨らむ状況にもかかわらず、JPモル ガン取締役会は年間報酬の引き上げを決定しており、これを見る限り、 ダイモン氏はストックオプションを満額行使できる可能性が高いとの見 方を示す。

ジョンソン氏は「ダイモン氏をどう考えているかについて取締役会 が一定のシグナルを送りたいと考えたのは明らかだ。『あなたを高く評 価しているという強いメッセージを公に送りたい』と話す一方で、『と ころで、あなたはこのオプションを過去5年間行使できていない』と言 えば、かなり矛盾することになるだろう」と指摘する。

JPモルガンの広報担当ジョゼフ・エバンジェリスティ氏はコメン トを控えている。

原題:JPMorgan Seen Paying Dimon $34 Million Options Delayed by Whale(抜粋)

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