マルニチH:農薬混入で社長辞任へ、準社員逮捕-業績下方修正

マルハニチロホールディングスは、 同社子会社が製造した冷凍食品から農薬が検出された事件で、久代敏男 社長が3月31日付で引責辞任すると発表した。また、今期(2014年3月 期)の業績見通しも下方修正した。

マルハニチロが26日、ホームページで公表した社長名での「お詫び とお知らせ」によると、子会社のアクリフーズ群馬工場に勤務していた 準社員が、意図的に農薬を混入させた疑いで逮捕される事態となったこ とについて、事実とすれば「痛恨の極み」だとした。

事件の経緯などについては捜査の進展を待つとする一方、グループ 全体の食品安全管理を含めた品質保証体制、危機管理体制が不十分だっ たとの認識を示した。同社は久代社長のほか、品質保証担当の常務、ア クリフーズの社長についても引責辞任するとの処分を発表した。

今後については社外有識者からなる第三者検証委員会を1月31日付 で設置、早期に今回の事態に関する専門的検証と再発防止に向けた提言 を得たいとしている。

また、同社が25日付で発表した文書によると、製品自主回収による 売上高への影響などを理由に、連結当期純利益予想を45億円に下方修正 した。従来予想は70億円だった。

マルハニチロは、昨年12月にアクリフーズ群馬工場で製造した冷凍 食品から農薬「マラチオン」が検出されたとして自主回収を進めてい た。これを受けて群馬県が立ち入り調査を行い、厚生労働省も注意を呼 び掛けていた。

ブルームバーグ・ニュースは26日、マルハニチロに電話取材を試み たが応答はなかった。

--取材協力:. Editor: 中川寛之

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