【ECB要人発言録】利下げも資産購入も可能-ビスコ氏

1月20日から26日までの欧州中央 銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<1月24日> クノット・オランダ中銀総裁(スイス・ダボスで開催された世界経済フ ォーラム年次総会でのインタビューで):追加措置を講じるためには悪 影響を及ぼす衝撃が前提条件となるが、現時点ではそのような状況は認 められない。(市場の変動について)注意深く見守る必要がある事態な のは確かだが、経済指標では最近予想外の上振れが示されている。

ドラギ総裁(ダボス会議で):過去3-4カ月間に金融市場の改善に加 え、緩和的な金融政策が最終的に実体経済に浸透しつつある状況が見ら れる。現在は低インフレだが、目標に徐々に戻るだろう。デフレを幅広 く、自己増強的な持続的物価下落と定義するなら、われわれはそれを目 にしていない。(景気回復は)脆弱(ぜいじゃく)でむらがある。

ビスコ・イタリア中銀総裁(ブルームバーグテレビジョンに):金利は 低いが、必要ならさらに引き下げることも可能だ。伝統的、非伝統的の 両方で多様な手段がECBにはある。(量的緩和のために)検討できる 資産は確かにある。ユーロ相場の一段高の強い兆候はない。ユーロ圏は 相当額の経常黒字を計上しており、それを維持するだろう。資本は欧州 に向かっている。

クノット・オランダ中銀総裁(世界経済フォーラム年次総会でのインタ ビューで):(短期金融市場の変動について)依然変動性が見られる理 由を説明するのは難しい。政策行動が正当化されるとの結論が出せるよ うになるには、まずはその要因をより良く理解する必要がある。

<1月23日> ドラギ総裁(スイス紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング=NZZ =とのインタビューで):単一の破綻処理メカニズムと整理機構に加 え、共同の整理基金が整いつつある。基金充足まで10年かかるのは明ら かに長過ぎるため、現行の案を今後数週間中にさらに発展させなければ ならないが、その出足は良い。

ドラギ総裁(NZZ紙とのインタビューで):ユーロ圏で勇気づけられ るシグナルや景気回復の最初の兆しを実際に目にしているが、回復はな お脆弱でばらつきがある。全体としては後退のリスクが大きい。過度に 楽観的な予測を非常に警戒するだろう。デフレとインフレのリスクはい ずれも限られている。

<1月22日> クーレ理事(ブリュッセルで):純粋に共通の銀行整理基金への移行期 間10年は長過ぎるので短縮すべきであり、恐らく5年が望ましい。破綻 処理のための強力で一元化されたファイナンス措置も必要だ。

<1月21日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ウェーンで):ユーロ圏経済は下 振れリスクより上振れの可能性の方が大きい。成長はまだ弱く、早まっ て抑えてはならない。緩和的かつ拡張的な金融政策は妥当で必要だ。

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