【個別銘柄】ソフバンクや日本取引所が安い、日東電とスクエニH急伸

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

ソフトバンク(9984)やファーストリテイリング(9983):ソフバ ンクが前日比3.5%安の8242円、Fリテイリが1.6%安の3万8215円、フ ァナック(6954)が3%安の1万7220円、KDDI(9433)は1.4%安 の6127円など。為替相場の円高進行や前日の欧米や新興国株が下げた影 響で投資家のリスク回避姿勢が強まる中、この日の日経平均株価は先物 主導で値を切り下げ。日経平均への寄与度が高い銘柄群に裁定取引の解 消に絡んだ売りが膨らんだ。

第一三共(4568):6.4%安の1780円。米FDA(食品医薬品局) は23日、印子会社のランバクシー・ラボラトリーズのパンジャブ州トア ンサ工場で製造された原薬の米市場向け輸出の禁止を発表した。米 FDAは11日に終了した同工場への査察後に違反の疑いがあるとランバ クシー側に通知済み。SMBCフレンド証券の高沖聡シニアアナリスト は、会社側も通知の段階で製造販売禁止措置を覚悟していたと見られる が、米国のマーケットは大きく、ネガティブな話であることは間違いな い、と指摘した。

日本取引所グループ(8697):3%安の2670円。ゴールドマン・サ ックス証券が23日付で、新規に投資判断「売り」、目標株価は2112円で 調査を開始した。現在のバリュエーションには、日本経済や日本取引所 が投資家の期待に応え続けるというアベノミクスの「希望」の下、長期 的なファンダメンタルズの改善が織り込まれつつあり、割高感がある、 と分析した。

日東電工(6988):7.1%高の4557円。23日発表した2013年12月の 月次売上高は前年同月比21%増、うち情報機能材料は同22%増だった。 野村証券は24日付メモで、好調の背景について、米国のスマートフォン (スマホ)やタブレットPC向けの偏光フィルムやITOフィルムが堅 調だった、ややポジティブ・サプライズとした。12月の情報機能材料売 上高は同証予想、会社予想に対しても上振れしている印象とも指摘。

安川電機(6506):6.5%安の1509円。4-12月期の連結営業利益 は前年同期比2.5倍の171億円だった、と23日発表した。BNPパリバ証 券は23日付英文リポートで、同証の事前予想190億円を下回ったと記 述。モーションコントロールとロボットの売り上げが同証想定を50億円 ずつ下回ったことが背景で、決算への期待感からバリュエーションが上 昇していたことを勘案すると、株価はネガティブに反応するだろう、と 指摘した。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):24%高 の2081円。「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズ初のスマホ版ゲ ームのサービスを23日より開始。SMBC日興証券の前田栄二アナリス トは、アップストアのダウンロードランキングで一時首位、売上高ラン キングでも10位台前半と好調な出足になったことが材料視されているの ではないか、との見方を示した。

三井化学(4183):3.6%高の261円。JPモルガン証券が23日付 で、投資判断「オーバーウエート」、目標株価340円で新規に調査を開 始した。今後の構造改革による赤字縮小で利益水準の大幅改善が見込め ると指摘。株価は市況低迷による業績悪化をすでに織り込み済みとし、 5月に開催されると見込まれる次回経営概況説明会までに種々の収益改 善策が発表される可能性が高く、ニュースフローの見通しも悪くないと した。

住友ゴム工業(5110):2.1%高の1529円。ゴールドマン・サック ス証券が23日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価 を1700円から1800円に引き上げた。米国での中国製タイヤのシェア上昇 一巡が確認され、市販タイヤ価格が底打ちの兆しを見せている、などと 指摘。14年12月期の営業利益予想を750億円から800億円に、15年12月期 を840億円から880億円に増額した。

小松ウオール工業(7949):7.3%安の2193円。23日に発表した昨 年4-12月期の営業利益は、生産や設計部門での効率化の進展で前年同 期比8.4%増の22億3600万円だったが、39億円を見込む14年3月通期計 画に対する進捗(しんちょく)率は57%にとどまった。四半期ごとに見 ても、10-12月期は9億3400万円と7-9月期の10億3100万円から減っ ており、業績未達を懸念する売りに押された。

ニッセンホールディングス(8248):1.7%高の409円。23日に公表 した1月の売上高は前年同月比6.7%減だったが、減収率は昨年7月か ら続いていた2桁の状況からは縮小。インターネット経由分は0.6%増 と2カ月連続で前年水準を上回り、業績好転を評価する買いが先行し た。

ティー・ワイ・オー(4358):6.8%高の189円。30日付で東京証券 取引所2部から1部に上場市場が変更になる、と23日に発表。今後の TOPIX組み入れによる新規資金の流入、投資家層の広がりなどを見 込む買いが入った。

ラクーン(3031):100円(15%)高の765円でストップ高。新規事 業となるクラウド発受注ツール「COREC(コレック)」の提供を3 月中旬から開始する、と23日に発表。業種を問わず、全てのBtoB受 発注をウェブ上で一元管理できるツールで、ユーザー層の拡大を通じた 業績貢献が見込まれた。

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