ブラジル・レアルが5カ月ぶり安値-中国の製造業への懸念で

ブラジル通貨レアルは23日、対ドル で5カ月ぶりの安値に下落。同国最大の貿易相手国である中国の1月の 製造業指標が弱い数字となったことが響いた。

レアルは1.1%安の1ドル=2.3996レアルと、昨年8月22日以来の 安値。アルゼンチン・ペソなど他の大半の新興市場通貨とともに値下が りした。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) は電子メールで配布したリポートで、通貨レアルは「継続的にアンダー パフォーム」しており、ブラジル政府は問題のある政策で景気てこ入れ を目指す「危険な賭け」に出ていると指摘した。

英HSBCホールディングスとマークイット・エコノミクスが23日 発表した1月の中国製造業購買担当者指数(PMI)速報値は49.6と、 昨年12月改定値(50.5)を下回るとともに、ブルームバーグ・ニュース がまとめた市場関係者19人全員の予想を下回った。同指数は50が製造業 活動の拡大と縮小の境目。

Icap・ド・ブラジル・CTVMの為替取引責任者、イタロ・ア ブカテル氏は電話取材に対し、「中国の指標を考えるとレアル売りは当 然だ」と指摘。「他の新興市場通貨も下げていることから、レアルは今 後も下落の流れが続くだろう」と述べた。

原題:Brazil Real Drops to Five-Month Low as China Concern Saps Demand(抜粋)

--取材協力:Giulia Camillo. Editors: Bradley Keoun, Richard Richtmyer

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