フランス国債、ドイツ債に対するスプレッド拡大-回復遅れで

23日の欧州債市場では、フランス10 年債の同年限のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が3 日連続で拡大。フランスの景気回復が域内諸国に後れを取っている兆候 で、同国資産の魅力が相対的に薄れた。

フランス5年債のドイツ5年債に対するスプレッドも広がり、約1 週間で最大となった。仏政府は2016-19年に満期を迎える国債79億ユー ロ相当のほか、インフレ連動債を発行。格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスはフランスのソブリン格付けについて24日に発表 する。ドイツ10年債利回りは7週間ぶり低水準に達した。英HSBCホ ールディングスとマークイット・エコノミクスがまとめた1月の中国製 造業の指数が予想に反して活動縮小を示したことが背景にある。

BNPパリバ(パリ)のシニア債券ストラテジスト、パトリック・ ジャック氏は「フランスの経済と財政状況が改善しない限り、スプレッ ドが縮小するのは極めて難しいだろう」と話した。

ロンドン時間午後4時37分現在、フランス5年債利回りは前日比1 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.09%。同国債(表 面利率1%、2018年11月償還)価格は0.03上げ99.59。同年限のドイツ 債利回りは3bp下げ0.81%。両国債のスプレッドは28bpと、14日以 降で最大に広がった。

10年物のスプレッドは1bp拡大し70bp。一時は71bpと、終値 ベースで昨年4月3日以来の大きさとなった。

マークイット・エコノミクスがまとめたフランスの1月の景気指数 によれば、同国では製造業活動が2年半にわたって拡大していない。一 方、ドイツの製造業景気指数は約2年半ぶりの高水準に達した。ユーロ 圏の製造業とサービス業を合わせた総合景気指数は53.2と、昨年12月 の52.1から上昇した。

ドイツ10年債利回りは4bp下げ1.71%。先月2日以降の最低とな る1.70%まで低下する場面もあった。

英国債市場では10年債相場が上昇し、利回りは前日比7bp低下 の2.81%となった。同国債(表面利率2.25%、2023年9月償還)価格 は0.59上げ95.28。

原題:France-Germany Yield Spread Widens as French Growth Trails Peers(抜粋) Pound Climbs to 2 1/2 Year-High Versus Dollar on BOE Rate Bets (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE